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Review.4 ページ4

仁坂からもらったのは舞台のチケット
あいつがいつも降りる天鷲絨駅近くの劇場でやるらしい






18時
劇場に仁坂は一向に姿を現さない
ただ人はぞろぞろ集まってきた
まぁまぁ人気のある劇団らしく、今日は千秋楽ってやつだけあってか開場とともに人の波が押し寄せ流されそうになる







仕方がなく1人で中に入り席に座った
席は全て埋まって満員御礼ってやつだ






仁坂と連絡を取りたくても連絡先を知らないからどうしようもない








ブー…







公演が始まってしまった
内容はアクションものらしい







ただ、あまり内容は頭に入ってこない
人にチケット押し付けて、絶対来いと言っておきながら来ない仁坂の自由人さにイライラしてきたからだ









『私が絶対に守るっ!!』









気迫のある叫び声が劇場に響きわたり、見ている人全員が息を飲んだ
もちろん俺も
イライラがスッと消えて、その主演女優の演技に吸い込まれた







.





.





.



スタンディングオベーションで拍手が鳴りやまない






劇場を出ると出演者が出迎えをしていた






『あ!来てくれたんだ!』





いきなり話しかけてきたのは、今回の公演の主演女優
聞き覚えある声ではあるんだけど…




茅ヶ崎「えっと…」

『ん?あ、カツラしてるからわかんないのか』







赤毛のカツラをとった彼女
すると見覚えのあるクリーム色の髪の毛が…






『ハァ、スッキリ…』

茅ヶ崎「仁坂!?」

『そうでーす』







なんか頭混乱してきた…






To be continued…

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作者名:梨菜 | 作成日時:2019年3月22日 23時

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