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Review.5 ページ5

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公演が終わって1時間ぐらい経っただろうか
片付けがあるから、と仁坂は行ってしまい、どうしていいかわからないまま劇場の外のベンチでただボーッとしていた







ピトッ







茅ヶ崎「っ!」

『おぉ、いい反応するね。ハイ、どーぞ』






背後から仁坂が俺の首に冷えたペットボトルを当てた
思わず跳ね上がって、その反応を見た仁坂は悪戯っ子のように笑った






『待っててくれたんだ』

茅ヶ崎「別に…どうしていいかわからなかったから、ボーッとしてただけ」

『…』

茅ヶ崎「…」







しばらく2人とも黙ったまま
沈黙を破ったのは仁坂の方だった







『今日の公演どうだった?』

茅ヶ崎「…まさか、仁坂が出てるとは思わなかった」

『え?言ってなかったけ?』

茅ヶ崎「時間になっても来ないから、ちょっとムカついた」

『ごめんごめん』

茅ヶ崎「ハァ…」

『ふふ』

茅ヶ崎「なんで笑ってんの」

『いや、猫かぶってないなぁって』

茅ヶ崎「もうバレてるんだし、仁坂の前では素でいいんだろ」

『っ!…そうだね(ニコッ』






まただ
こいつのこのヘニャっとした笑顔を見るとなんというか…心にしみる






『そうだ!本題に入らなきゃ』






ふぅ、と一呼吸おいてゆっくりと話し出した






『今日の公演見てもらったらわかると思うんだけど、私劇団に入ってるの』









To be continued…

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作者名:梨菜 | 作成日時:2019年3月22日 23時

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