15話 ページ17
「...あっ!先輩!おはようございます!」
私の存在に気がついたあんずちゃんは私に声をかけた。
あんずちゃんが興味を示した私をみんながジロっと見る。
「昨日はありがとう!動画のあれ!
あれがなかったらきっと優勝できてないよ〜!」
あんずちゃんはとても笑顔だった。
今までに見たことがないような。
...動画の消された時間...S1前だったんだけど。
どういうことなのかな?
「先輩...革命のお手伝いありがとうございます。
...もう、なにもすることないですから...今までどうりゆっくりとして下さい。
あと!...次に会う時は敵かもしれませんね♪」
耳元でこんなこと言われたら...苛つく。
今までどうり??ゆっくり??
...もう、必要ないって言われた?
あんずちゃんは元いたところに戻った。
...もう、ここにいては行けない気がして。
私は自分の教室に行こうとした。
「ねぇ」
「...どつしたの、明星くん?」
いきなり声をかけてきたのは明星くんだった。
どうしたんだろう。いつもの笑顔がないー...
「もう、Trickstarに関わらないでよ。
正直邪魔だったよ...
ねぇ、どうして革命を手伝うって言ったの?
どうして?」
明星くんの顔が...おぞましい。
「...私はっ!」
私が声を上げると明星くんはきょとんとした顔になった。
みんなにわかりやすく言うと...いつもの顔。
「あれ?シーサー先輩どうしたの?急に声上げて。」
...態度が急変した。
「...いや、なんでもないよ?」
明星くんは特に気にせずにいたようなので安心した。
...どうしていきなり。
明星くんは教室に戻ろうとして、止まった。
「そういえばどうしてS1の後の打ち上げ来てくれなかったの?」
...は?
なにそれ、聞いてない。
突然のことに困っているとあんずちゃんが物凄い笑顔でこちらを向いていることに気がついた。
...目が笑っていない。
「あのね...あのあと用事あって出られなかったんだ。ごめんね?
...じゃあまたね!」
私は急ぎ足で教室に戻った。
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、
「私の魔法...まだ不安定だ。」
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猫愛りあ - あんずちゃんは天使だと思います!夢主ちゃんも天使だと思います!アイドルも天使です!解決!ちゃんちゃん☆(はっ?) (1月27日 14時) (レス) @page13 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - あんずちゃん…もしかして魔法解いたせいで忘れてる……?夢主ちゃん…大丈夫だよ…だから、道を踏み外さないで…大切な人を失わないように、真実を全部知って…受け入れて…夢主ちゃんならそれが出来るはずだから…1人じゃないから…。happy end期待してます。 (2018年9月7日 4時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻ーりんねー(プロフ) - 続きがとっても気になります!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2018年8月28日 0時) (レス) id: bccc46f8e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むらさき | 作成日時:2018年8月8日 23時