【あんスタ】あんずちゃんを超えられない。

13話 ページ15

｢Trickstar！S1優勝おめでとう〜☆｣




スバルくんの声を合図に私たち5人で乾杯をする。


ー今日。


私達TrickstarはUNDEADや2winkのお陰あって無事にS1を優勝し、革命を成し遂げた。




｢あんず。あんずには本当に感謝している。


ここまで導いてくれてありがとう。｣


北斗くんが手を差し出してきた。



...握手しろってことだよね？


私はその手を両手で包んだ。



｢ううん。こちらこそ！

今日のみんな...凄かったよ。


キラキラしてて...なんか...どう言ったら分からないくらいすごかったよ！｣



そう。今日のTrickstarのライブは物凄かった。



｢あのさ...！先輩はどうしたんだろうね？｣

そんな真くんの声を合図に先輩のちょっとした悪口というか...

みんなが結構いうことになった。


｢...あの人かぁ...。何考えてるか分かんねぇんだよな...。



急に革命を手伝わせてとか言われた時はビックリしたよ。｣


真緒くんのいうことにみんなは頷いている。

...こういう事になったのは私が衣装室でチラッと言ったからだ。




噂だから本当かは知らないけど...あの人は私を超えてすごい

プロデューサーになりたいらしい。



いやだよ。


私が一番がいい...









｢まぁ、今日のであの人も現実を突きつけられたと思うよ。






ーそう簡単に仲間に入れてもらえないってこと。｣





...今回はTrickstarと私で革命を成功させたかった。


単純にあの人が死神とか言われていてプロデュースについて教えてもらおうとした時に

｢...私に教わったら。ダメだよ。落ちぶれちゃう...。｣


と言われたから。頑張った。


プロデューサーについてすごく勉強した。

あの人がプロデュースについて教えてくれない理由を知ったのは最近で。

どうやらあの人がプロデュースするとされたユニットはみんな落ちぶれていくらしい。



だから、死神。

革命を手伝わせてほしいと言われた時...断れなかったから本当に簡単な仕事を渡して

あまり干渉させないようにして良かった。






...あの人は明日からどうするのだろうか？

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