お誘い ページ2
｢おはようございます、先輩｣
｢なんで俺の家知ってるわけぇ？教えた記憶ないんだけど｣
｢羽風先輩が快く教えてくれましたよ｣
｢あのやろう...｣
おはようございます、葉月Aです！
最近瀬名先輩の苦手を克服し始め、どんどん距離も縮まっています。
なぜ瀬名先輩の家に来てまで一緒に登校しようと思ったのかは...
あんずちゃんが原因なのです。
なんだかあんずちゃんは瀬名先輩のことが好きらしくって...
私は瀬名先輩のことは恋愛感情で見ていないけれどなんだか気になって...昨日はあまり眠れませんでした。
｢先輩、今日も勉強教えて貰っていいですか？
あ、ありがとうございます☆｣
だからこうしてでも一緒にいないと
｢はあ！？別にいいけどかってに自問自答しないでくれる？｣
なんだか不安なのだ。
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼
階段のところで先輩とお別れして教室へ向かった。
｢あ、おはようAちゃん♪｣
あんずちゃんだ。
｢うん、おはよう｣
なんだかこの前のことがあってからすこし気まずい。
そう思っているのは私だけなようだけど。
｢あの、今日の放課後って空いてる？｣
｢あ〜...今日は先輩に勉強教わろうと思ってるんだけど｣
そういうとあんずちゃんはえっ、という顔をして
｢偶然だね！私も教えてもらおうとおもってたんだ！先輩って...
瀬名先輩...だよね？
一緒にいっても大丈夫かな...｣
は、
なんで？
あんずちゃんは頭いい筈でしょ？
教えてもらう必要なんてないじゃない。
でも、ここで断ったらなんだかあんずちゃんを仲間はずれにしているみたいで嫌だなぁ...
どうしよう。
いや、
｢うん、いいと思うよ。じゃあ放課後に一緒に3Aに行こっか！｣
｢うん！ありがとう〜！またね！｣
ばいばい、と手を振りあんずちゃんは教室へ入っていった。
2のAからはスバルくんなどのおはよう、という声が聞こえた。
今日の勉強会で私と先輩が仲いいっていうのを見せてあんずちゃんには諦めてもらおう。
そう思った。
だって、私と先輩は月永先輩さえも認める仲良しとなったから。
うん、大丈夫...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢花(仮垢) - ふぉ……おわ……ふぁ…うぇい！？え、え、え！？た、確かに入れ替わりなくゲームの方進んでるからその表現いいんだけどさ……こう…ね！？吃驚した！最後の！でも良き！！！あぁぁぁもう！！作者好き！！！((( (2018年8月26日 6時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むらさき | 作成日時：2018年7月29日 14時
