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暗かった会場に一気に光が差し込み、目を細めてしまう。
目が慣れて、段々と会場の外にある中庭に人影があるのが分かる。
そこには、お色直しをして大人っぽい赤のドレスと、それに会うようなスーツに着替えた新郎新婦の姿があった。
2人腕を組んで、リサさんの手にはブーケが握られていて手を振っている。
会場から拍手と歓声が起こり、2人は照れ臭そうに微笑む。
スタッフの方に案内されて参列者も外へと出れば、たちまち主役は囲まれて写真撮影の嵐。
私たちはそこに交ざらずに離れたところで様子を伺う。
『このドレスも可愛いですね』
涼「リサさんの体系に合ってて、より綺麗に身体のラインが協調されていて … 」
そこまで言って、涼太くんはハッとして顔を逸らした。
�狄搬里離薀ぅ鵑�協調されていて�� … って、どういうこと？
なんだか私の身体がおこちゃまで物足りないみたいな言い方。
確かにリサさんの身体付きは女性らしくて素敵で、それに比べたら私なんて … って、思うけどっ！
『 … 涼太くんなんて、嫌い』
涼「ちょっ、違うんだって … っ」
プイッと顔を逸らして、隠れるように玲於の隣に立つ。
玲「 … ふっ、嫌われてやんの王子様」
『変態王子っ』
べーっと舌を出して涼太くんをからかう。
そんなことしていると、こっちに気付いたリサさんたちが寄ってきてくれた。
リサ「なに、アンタたちまだAのこと取り合ってんの？」
涼「 … 現時点では、僕が勝ってます」
玲「今さっき、嫌われたばっかですけどね」
玲於の後ろからリサさんの後ろへと隠れて、彼女の腰に手を当ててみる。
リ「ちょ、なに … ？」
『 … やっぱり負けた』
出るところ出てて、細いところは細くて、見るだけでスタイルが負けてるのは分かっていたけど、触ってみてさらにダメージを食らう私。
龍「自分でやっといて、何やねんその反応」
『リサさん助けてぇえ！！』
リ「だから、何なんだよっ」
分かってる。
自分が大人っぽい涼太くんの隣に居て似合わないのなんて。
それでも涼太くんは「今のままの私でいい」って何度も何度も言ってくれるけど …
やっぱり、そんな自分が恥ずかしくなる時がある。
それがまさに今、この瞬間。
こんなおめかしして綺麗にしてもらっているけど、彼の隣に立つとどうしても子供っぽさが目立ってしまう。
『 … もっと、大人っぽくなりたいんです』
リサさんにだけ聞こえるように、こっそり呟いた。
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» ありがとうございます(^ω^) (2020年2月26日 17時) (
レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください。 (2020年2月25日 22時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» お待たせしてしまって申し訳ございませんでした...これからもどうかよろしくお願いします！！！ (2020年2月18日 14時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新待ってました。ありがとうござます！ (2020年2月17日 21時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 華凜さん» コメントありがとうございます！玲於ちゃんのお話は色々考えているので、投稿するまで待って頂ければ幸いです。 (2020年1月6日 19時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年10月18日 14時
