#１４ ページ14
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玲於のお陰で、リハーサル中は集中することができた。
でもやっぱり時計の針が終わりに近付いていくのを見る度に、ソワソワしてしていくのか分かった。
『お疲れ様ですっ！！』
時計の針が終了時刻を指して、それぞれ帰る準備をしながら亜嵐が話し出そうとした時には、私はもう部屋を飛び出していた。
速足で歩きながら軽く汗を拭いて、制汗剤を浴びるように体に付けた。
『あ、涼太くんにれんら … 』
「迎えに行く」と言われていたのに連絡を忘れていたことを思い出しても、そこは流石涼太くん。
涼太事務所の前に、車付けてあるよ
リハーサルが終わるちょっと前に時刻にこのメッセージが送られてきていた。
上着を羽織って外に出るといつのも黒いロールスロイスはなくて、変わりに黄色のスポーツカーが止まっていた。
まさかと思って覗いてみると、私の予想は的中。
『涼太くん！？』
右ハンドルの日本仕様な車に、シートは黒い革。
私に気付いて窓を開けるその仕草でさえ違和感でしかない。
「お疲れ様」
『あ、ありがとう … 』
「ほら、乗って」
彼に言われるがまま助手席側に乗り込み、しっかりシートベルトを付けるのを確認してから彼は車を走らせた。
緊張と、何とも不思議な感覚に、身体が強張ってしまう。
「ははっ、大丈夫。事故ったりしないよ」
『いや … そういうことじゃなくて … 』
「直己さんとくると思った？」
『 … はい、免許持ってると思ってなくて』
「高校卒業するときには、もう持ってたんだよ？まぁ、そのまま海外行ったから、運転する機会なんて全然なかったけど」
それと、おしとやかで優しいイメージだった涼太くんのイメージにこんなしゅっとしたスポーツカーなんて想像もできなかった。
「僕だって、龍友くんみたいにバイク乗ってきたかったんだけど、それは両親が許してくれなくて … だから、車ぐらいはカッコイイのが良いなと思って」
こういうところが、男を感じる。
龍友くんのワイルドな感じに憧れるところとか、車のセンスとか。
たまに垣間見えるその男性感にドキッとして、さらに涼太くんの沼にハマっていく。
… 単純な彼女だなって、つくづく実感します。
でも、カッコイイんだからしょうがないよね。
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» ありがとうございます(^ω^) (2020年2月26日 17時) (
レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください。 (2020年2月25日 22時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» お待たせしてしまって申し訳ございませんでした...これからもどうかよろしくお願いします！！！ (2020年2月18日 14時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新待ってました。ありがとうござます！ (2020年2月17日 21時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 華凜さん» コメントありがとうございます！玲於ちゃんのお話は色々考えているので、投稿するまで待って頂ければ幸いです。 (2020年1月6日 19時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年10月18日 14時
