#６１ -KAZUNARI side- ページ15
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図星だったのかぐっと歯を食いしばり、更に握ってる手に力がこもった。
「確かにお前がAのこと好きなのは知ってる。けど、それ以上に俺に嫉妬してんだろ」
潤「 … っざけんなよ」
「ふざけてんのはてめぇの方だろ！！！Aのこと好きならあんなことすんじゃねぇよ！！！」
柄にもなく声を荒らげてたのに、それでも潤の表情はピクリとも揺らがない。
これ以上俺がキレた所でこいつの気持ちは変わるはずないんだろうな。
だったら俺は …
「ありがと」
潤「 … は？」
服を掴んでた手がスルッと落ちた。
「お前がAと一緒にいてくれたおかげでここまで俺たちやってこれたんだもん」
潤「でも俺は … 」
「許せねぇよ」
大好きで大好きでどうしようもないぐらいAを愛してる。
だから許せるわけない。
「けどな俺、潤のことも好きなんだわ」
そして、雅紀も翔ちゃんも智くんもみんな大好き。
こんなことでみんなバラバラになんてしてたまるかよ。
「面と向かってもっとちゃんと思い伝えてやれよ」
潤「和 … 」
「まぁ、振られるけどね」
潤「なんなんだよ … 」
唇が震え出す潤の頬には綺麗な涙が流れてた。
「全部わかってて任せた俺も馬鹿だったわ。ごめん」
潤「謝んの … 俺の方だろ、普通」
泣きながら震えた声で無理矢理笑う潤に、俺がしてやれることは …
「頑張れよ。恋も仕事も全部」
潤「お前に言われたくないわ」
応援するよ、ずっと俺は。
いや、俺だけじゃないか。
「それに、お前の近くに意外と理解者いるかもな」
潤「なんだよ、それ」
いるんだよ、ちゃんと。
健気にお前のこと思ってるやつが。
「気づいてやれよ、鈍感馬鹿」
潤「お前、なんだったんだよ、今の優しさは」
「もう記憶にございません」
潤「殴って思い出させてやろうか？」
殴るふりで拳を振り上げた時に悲鳴にも近いぐらいの叫ぶ声が聞こえた。
？「やめて！！！！」
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夜天(プロフ) - ゆかりさん» ありがとうございます。和くんもきっと喜んでると思います！！ (2019年4月18日 7時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - ニノ大好き愛してる (2019年4月18日 0時) (レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 郁奈さん» 前の虹きみは［新説］が完結し次第削除予定なので、公開できません。なのでパスワードをお教えすることもできません…申し訳ございません。 (2019年4月13日 11時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
郁奈(プロフ) - この前の小説のパスワードってなんですか？ (2019年4月13日 10時) (レス) id: b43b95d3ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年4月12日 22時
