No.7 ページ8
面会は、憲兵団本部の地下牢でだった。
そこにエレン君がいるらしい。
敦「憲兵団がエレン君を
引き取ってるんですよね。
彼を引き取って、
憲兵団は何をしようとしてるんです?」
リヴァイ「さぁな。まぁあの屑共は
揃いも揃って腰抜けばかりだ。
おおかた解剖するとでも言い出すんだろ」
敦「それはまずいですね・・・・・」
色々言っている間に、
例の地下牢についたようだ。
奥に行くと、エレン君の姿が見えた。
太宰「まだ目を覚ましてないみたいだけど」
エルヴィン「起きるまで待とう。
資料の通りなら、
巨人化はかなり体力を使うようだしね」
団長の指示に従い、
暫く待つことにした。
少し近づき顔を見て見ると、
まだあどけない顔立ちを残した少年だった。
15歳くらいだろうか。
エレン「う・・・」
うめき声。上げた彼を見ると、
身体を起こし始めた。
敦「あ、起きた?」
僕が後ろに下がると、
エルヴィン団長が話し出す。
エルヴィン「何か質問はあるかい」
エレン(調査兵団、実行部隊のトップ、
エルヴィン団長と・・・リヴァイ兵長!?
それに、リヴァイ班の超精鋭と呼ばれる
アツシさんとダザイさんまで!)
エレン「・・・ここは・・・どこですか?」
エルヴィン「見ての通りだが、
地下牢とだけ言っておこう。
今君の身柄は、憲兵団が受け持っている。
先程ようやく、我々に接触の許可が出た」
団長は、ポケットから鍵を出した。
それは、エレン君がずっと持っていた物だ。
彼も驚いていた。
エレン「!その鍵は」
エルヴィン「あぁ、
君の持ち物だ。後で返そう・・・
・・・君の生家、シガンシナ区にある
イェーガー医師の地下室、
そこに巨人の謎がある。
・・・そうだね?」
エレン君は頷く。
どうやら、父親本人から言われたようだ。
敦「どうやってその情報を手に入れたかとか、
そういうのは聞いてない?」
エレン「いえ・・・」
リヴァイ「・・・お前は記憶喪失で、
親父は行方知れずか。
随分都合の良い話だな・・・」
太宰「リヴァイ。
彼に嘘をつく理由は無いはずだよ」
エルヴィン「その通りだ。
まだまだ分からないことだらけだが、
今すべきことは、
君の意思を問うことだと思う」
エレン「俺の・・・意思ですか?」
〜〜
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迷い人 - 文スト×進撃の巨人最高です!続きが気になります、更新がんばってください!! (2019年8月1日 21時) (レス) id: 18b5c09236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱橋夕 | 作成日時:2019年5月23日 4時