�� ページ28
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柏木「栗原さん、すみません。また今度でいいですか？」
「え、ちょ…っ！」
いつのまにか手を掴まれていてグイッと引っ張られた。
近くには祐一の綺麗な横顔。
この距離とか久しぶりすぎてものすごく恥ずかしい。
栗原「え？」
柏木「今はこっちを優先したいので、すいません」
「ちょ、祐一！？」
柏木「それじゃあ、」
ポカン、としてる栗原さんという女性を置いて
私の手を握ってどんどんと歩いていく祐一。
「ちょっと待ってってば！」
柏木「なに？」
「なに、じゃなくて！仕事なんでしょ？私よりそっち優先でしょ！」
「戻るよ」と祐一の手を引っ張って戻ろうとしても
祐一は全く動こうとしない。
その代わり、「いつもそうやって」と
少し拗ねた声が聞こえてきた。
柏木「俺の仕事優先してさ、別れた理由だって
本当は父さんになんか言われたからだろ」
「は…っ？なに言って、あれは私の意思で」
柏木「別れなきゃ俺の仕事に影響する、とか」
「そんなこと！！言われてないよ」
嘘だ。…本当は言われた。祐一とデートした帰り、
宇佐美編集長に呼び出されてリズに向かったら
祐一のお父さんがいた。
私という存在が、祐一の仕事の邪魔をするって。
柏木「A、嘘つくとき俺の顔見ないよね」
「嘘、ついてないよ」
柏木「俺はAがいないとなにもできない」
祐一の言葉に嬉しくて涙が出そうになる。
必要としていたのは私だけじゃなかったって
無性に安心したから。
それでも今は堪えなきゃいけない。
私はもう、祐一の元カノだ。
私のわがままを聞かせちゃいけないんだ。
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nori(プロフ) - うわぁあ梶さん出てきてびびったぁあ！！！！まさかの梶さんじゃん、このお話し好き (2022年8月21日 10時) (
レス) @page12 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 梶くーん/// (2019年2月12日 1時) (レス) id: 15193e5803 (このIDを非表示/違反報告)
かりまろ(プロフ) - ページ19の、情処不安定ってやつ、情緒不安定の間違いだと思われます！！ (2018年9月3日 22時) (レス) id: ebc876dcb4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - いつでもいいです！楽しみにしてます！ (2018年8月31日 8時) (レス) id: 4c867c1167 (このIDを非表示/違反報告)
結 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 ページ45に関してなんかすみませんでした。 更新ありがとうございます。 物語読みました。 次の物語からいよいよラストなんですね。 これから楽しみです。 (2018年8月31日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花霞
| 作成日時：2018年7月10日 9時
