6話 ページ6
しかし、灰原は隣の小二グループの方を見ていて赤木のパスに気づかず、頭にボールが当たった
哀「キャッ!」
灰原が驚くのを見てコナンはハハハッと笑う
赤木「ボールから目を離さないで」
赤木は飛んできたボールを胸でトラップし、今度は元太にパスした
元太「オッシャー!」
元太が右足を大きく後ろに振り上げ、つま先で力任せにボールを蹴ったが、ボールは高く上がり、赤木の頭上を越えていく
元太「ああっ!またふかしちまった!」
赤木はすばやく振り返ってダッシュすると、足を延ばしてボールをトラップした
そしてクルリと体の向きを変え、足元にボールを落とす
赤木「元気がいいな!」
歩美「すご〜いっ!!」
歩美が感動していると、赤木は歩美にパスを出した
歩美がグッと身構え、足を後ろに振り上げずにつま先で蹴り返す
すると、ボールは赤木のかなり手前に落ちた
歩美「あれっ?」
赤木「オーライ!」
赤木はボールに走り寄り、光彦にパスした
光彦「任せてください!」
光彦が足を後ろに振り上げ、つま先で蹴ろうとした
しかし、空振りしてずっこける
コナン「しょーがねえな」
コナンはボールに走り寄り、光彦の代わりにボールを赤木にパスした
赤木「オッケー。みんな集まって」
コナンたちが赤木の前に一列に並ぶと、赤木はボールを手に取った
赤木「まず、パスは基本的にインサイドキック。つま先でなく、足の内側に当てて蹴ろうね」
そう言うと手を足に見立ててボールの横に当て、「で……」と灰原の方を見た
赤木「君はセンスはいいんだけど、もう少し元気にやろう!」
哀「私、低血圧だから午前中はダメなの」
コナン「オイオイ……」
小一らしくない灰原のセリフに二人は苦笑いをした
赤木「君はあんなに足を後ろに振り上げないで、君は逆に少し振り上げてごらん。君はボールをもっとよく見て」
赤木は元太、歩美、光彦にアドバイスをすると、最後にコナンを見た
赤木「君は……特に言うことはないな」
コナン「テヘヘ」
現役のJリーガーにほめられた二人は嬉しそうに笑った
赤木「じゃあ、もう一回やろうか」
「はーい!」
コナンたちが再び円く広がろうとすると、赤木がコナンを呼び止めた
110人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あお - コナンくんに2回パスしたんですか?状況が読めなかったです。 (2023年4月7日 22時) (レス) @page5 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 待に合うではなく、間に合うです。 (2023年4月7日 22時) (レス) @page2 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 犯人追跡ピンについて詳細求めます。コナンが身に付けているとありますが、ピンについては昴さんが使っている記述がありましたので違うのでは。 (2023年4月7日 21時) (レス) @page1 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2022年4月30日 8時) (レス) id: 7b9ba0e34a (このIDを非表示/違反報告)
聖音 - 続きが気になります!もう更新はなさらないんですか?更新してくださると嬉しいです!更新頑張ってください! (2020年3月30日 18時) (レス) id: 9b59f9adc2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Sorimachi | 作成日時:2018年1月7日 15時