16話 ページ16
今野「足が遅い選手は、Jリーガーの中にもたくさんいるよ」
光彦「そうなんですか!?」
思いがけない事実に光彦が驚く
楢崎「足が遅ければ、他の選手より先に走り出せばいいんだ」
楢崎が言うと、中村が「ただし」と付け加えた
中村「そのためにはゲームの流れを読む力や、判断力を磨かなきゃならない」
中村の言葉に今野がうなずく
今野「そう。要は足のスピードより、考えるスピードを速くすること」
中村「足が遅いためにかえってそういう力を身につけて、活躍してる人は大勢いるよ」
最後に中村が言うと、Jリーガーのアドバイスを聞いた光彦たちの表情がパァッと明るくなった
子どもたちの笑顔を見た遠藤が優しく微笑む
遠藤「他人からはマイナスに見えるような個性でも、自分なりに生かせる方法を見つけ出せたら、プラスに変えられることだってたくさんあるんだ。例えば、背が低くてもサッカーはできるし、それを武器にすることもできるだろ?そこにサッカーの面白さがあるし、自分は自分だって思えるんだ」
遠藤の言葉に小五郎と阿笠博士もうなずいた
博士「なるほど……プロの言葉は含蓄があるのぉ」
遠藤「他に何か聞きたいことあるかな?」
遠藤が言うと、コナンが「ハーイッ」と手を上げた
コナン「フリーキックのコツを教えて」
するといきなり小五郎が「コラーッ!」とコナンの頭をつかんだ
小五郎「ガキのくせに生意気だぞ!」
コナン「うわあああ」
頭をゆすられたコナンが悲鳴を上げると、遠藤が苦笑いしながら歩み寄った
遠藤「そんな、かまいませんよ」
小五郎「えっ?」
コナンの頭をつかんだ小五郎が驚く
遠藤「まだ少し時間あるから、ちょっとやって見せようか?」
コナン「うん!」
小五郎の手から逃れたコナンが満面の笑みでうなずく
元太「マジかよ!」
歩美「やったー!」
元太たちも両手を上げて大喜びした
遠藤によるフリーキックのデモンストレーションが急きょ行われることになり、観客が大勢集まってきた
ペナルティエリアの外側、ゴールから二十五メートルほどのやや左の位置にボールが置かれ、遠藤がその前に立った
キーパーは楢崎で、向かって左から比護、真田、今野、中村の順に並んで左側に壁を作っている
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あお - コナンくんに2回パスしたんですか?状況が読めなかったです。 (2023年4月7日 22時) (レス) @page5 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 待に合うではなく、間に合うです。 (2023年4月7日 22時) (レス) @page2 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 犯人追跡ピンについて詳細求めます。コナンが身に付けているとありますが、ピンについては昴さんが使っている記述がありましたので違うのでは。 (2023年4月7日 21時) (レス) @page1 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続き気になります。更新頑張ってください (2022年4月30日 8時) (レス) id: 7b9ba0e34a (このIDを非表示/違反報告)
聖音 - 続きが気になります!もう更新はなさらないんですか?更新してくださると嬉しいです!更新頑張ってください! (2020年3月30日 18時) (レス) id: 9b59f9adc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2018年1月7日 15時