48話 ページ48
昴「下手に止めると、リモコンで爆破する気ですよ。見つけました、リモコンを持った犯人を!」
怜子「でも早く止めないと、またあの音が……!」
怜子の言うとおりだ
早くしないと、また爆発が起きてしまう__
「「(くそぉ、どうする!?ないのか?演奏をうまく止められる方法は!爆破を躊躇させる方法はないのかよ/のか……!?)」」
二人が必死に考えをめぐらせていると、怜子が「……三分」とつぶやいた
怜子「三分あれば、足りる?」
コナン「え……うん、だけど……」
怜子は目を閉じて深呼吸をした
そして二人を見て微笑む
怜子「じゃあ頼んだわよ、探偵君たち」
「「……うん/えぇ!」」
二人は大きくうなずいた
ステージでは、堂本のパイプオルガンと紫音のバイオリンの伴奏で、ららが堂本のオリジナル曲を歌いあげていた
すると、バルコニーに出た怜子が曲の一瞬の切れ目をついて、アカペラで《アメージング・グレイス》を歌い出した
怜子の歌声に気づいた客たちが一斉にバルコニー席を見上げ、堂本と紫音が演奏をやめた
ららも驚いて見上げる
怜子はざわつく客席に臆することなく、堂々とその声を披露した
柔軟で優美な歌声が客席に響き渡っていく__
二人は怜子の声に魅了されていく客席を見て微笑むと、カーテンを開けてバルコニー席を飛び出した
歩美「怜子先生だ!」
反対側のバルコニー席に怜子の姿を見つけた歩美は席を立ちあがった
元太と光彦も目を輝かせる
『この曲……』
Aがつぶやくと、園子と蘭が「《アメージング・グレイス》ね」と曲名を告げた
怜子は歌いながら、ステージへ続く階段をゆっくりと下りはじめた
ららがステージからにらみつけ、演奏を中止した紫音が堂本を見る
堂本「今さら何を……!」
堂本は怜子に構わず、オリジナル曲の演奏を再開した
そして、再び例の鍵盤を押す
その瞬間、受信装置の二十三個目のボタンが点灯した
残っていた最後の柱が爆破され、ホールの外側は火の海に包まれた___
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ムンムン(プロフ) - 質問いいですか? (2021年1月15日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
rin31gakukoko(プロフ) - このシリーズが大好きです!更新頑張ってください!これからも楽しみにしてます (2018年1月29日 9時) (レス) id: 9821ad2672 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi(プロフ) - アカネさん» 更新頑張ります! (2018年1月21日 19時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 赤井さんの想い人シリーズの更新頑張ってください! (2018年1月21日 18時) (レス) id: 717738789b (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi(プロフ) - MAIKAさん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2018年1月13日 21時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2018年1月13日 20時