14話 ページ14
怜子「……で、その彼女。歌は上手だけど、もっと子どもらしく歌いなさい」
哀「私、子どもじゃないから」
怜子に指摘されてムスッとする灰原に、コナンと昴が「「(おいおい)」」と心の中で突っ込む
すると、怜子は歩美の前に立った
怜子「君は音程も合ってるし、元気があって大変よろしい」
頭をなでられた歩美はエヘヘ…と嬉しそうに微笑む
他の四人に対しても、怜子はそれぞれ的確に指摘していった
それを聞いていたAが、隣にいた昴に『さすがね』と昴にささやく
『ちゃんと聞いてないようで、みんなの声をしっかり聞き分けてるね』
昴「えぇ。音楽家の耳ですね」
昴が感心していると、怜子が突然振り返り、
怜子「問題は君!」
コナンを指差した
コナン「え!?あ、はい」
怜子「最初から最後まで外れっぱなし。わざとじゃないでしょうね?」
コナン「あ、い、いえ……」
コナンが焦っていると、隣の歩美が「わざとじゃないもん!」と割って入った
歩美「コナン君は音痴なだけだもん!ね!Aお姉さん!」
『え!?あ、そ、そうね……でも、音痴は……笑』
コナン「(フォローになってねぇ……しかも、姉さんは笑いやがったな)」
子どもたちや園子が大笑いし、コナンは顔をひきつらせた
『音痴……相変わらずだな……笑』
コナン「姉さん!!」
蘭「え?Aって、コナン君のお姉さんなの?」
思わずイラついた事でホントのことを言ってしまったコナンに蘭は疑問に思った
コナン「あ、いや……ち、違うよ!」
『あはは!間違えてるし……』
コナン「(後で覚えてろよ!)」
昴「Aさん……大丈夫ですか?」
『だ、大丈夫……』
昴に聞かれたAは、未だに大笑いしてお腹に手を当てていた
怜子はニコリともせず、「最悪ね。ピアノも変だし……」とピアノを振り返った
『え?ホントですか?』
蘭「ごめんA。気づかなくて……」
『へーきへーき!』
怜子は蘭と逆隣のAの隣に立ち、ドレミ……とピアノを弾き始めた
「「(俺も思った……)」」
コナンと昴が鋭い目で怜子を見つめると、Aがハッと顔を上げた
『秋庭さん。《絶対音感》持ってるんですか?』
怜子「ええ。持ってるわよ」
怜子があっさり言うと、男の子が「何?絶対音感って」と灰原に訊いた
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ムンムン(プロフ) - 質問いいですか? (2021年1月15日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
rin31gakukoko(プロフ) - このシリーズが大好きです!更新頑張ってください!これからも楽しみにしてます (2018年1月29日 9時) (レス) id: 9821ad2672 (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi(プロフ) - アカネさん» 更新頑張ります! (2018年1月21日 19時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 赤井さんの想い人シリーズの更新頑張ってください! (2018年1月21日 18時) (レス) id: 717738789b (このIDを非表示/違反報告)
Sorimachi(プロフ) - MAIKAさん» コメントありがとうございます!頑張ります! (2018年1月13日 21時) (レス) id: cd676a233e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2018年1月13日 20時