20話 ページ20
女将「だ、誰か〜!」
地下から女将の声がしてさらに階段をおりると、納戸の前で女将が震えながら座り込んでいた
小五郎「どうしました?」
女将「さ、桜はんが……!」
女将は顔をそむけながら、納戸を指差した
小五郎たちが納戸に駆け寄って中をのぞくと、
「___!!」
桜正造が首から血を流してあお向けに倒れていた
竜円「さ、桜さん!?」
服部の肩越しにのぞいた竜円が青ざめる
小五郎は納戸の前で一同を振り返った
小五郎「誰も中に入らないように!蘭、警察に電話だ!」
蘭「はい!」
園子たちと共に駆けつけた蘭が階段を駆け上がると、小五郎は竜円たちを制して桜正造の遺体に近づいた
服部も後に続き、コナンと昴は遺体の前で膝をついた平次の背後からこっそりのぞいた
小五郎「鋭利な刃物で頸動脈を切られている」
倒れている桜正造の首の左側が切られ、ワイシャツの襟が血で真っ赤に染まっていた
服部「見事な切り口や、こら一連の事件と同一犯かもな」
小五郎の横で遺体に怯むことなく平然と検証をする服部と昴に、戸口に立っていた水尾たちは目を丸くした
水尾「君、どこかで見た顔やと思たら……」
西条「高校生探偵の服部平次君か?」
西条に訊かれた服部は「そうや」と立ち上がる
水尾は服部の隣にいる昴に「君は……」と話しかけた
昴は「大学院生の沖矢昴です……」と立ち上がる
昴「みなさん警察が来るまで、さっきの部屋にいてくれますか?」
小五郎「絶対に外へは出ないように!」
小五郎からも厳しく言い渡された竜円たちは「……わかりました」と階段を上がっていった
竜円たちが部屋に戻っていくと、小五郎は納戸の中を見回した
床に横たわる桜正造の周囲にはフタの開けられた箱が散乱していて、棚に収納された箱もところどころ開けられている
小五郎「桜さんは、納戸の中を物色しているときに殺害されたようだが、一体何を……?」
小五郎が納戸の奥へ入っていくと、コナンは戸口から顔を出し、こっそりと遺体に近づいた
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マナ - Sorimachiさん» 作品ポイントはありますか?参考しようと考えています・・・ (2021年4月26日 22時) (レス) id: 322163da4b (このIDを非表示/違反報告)
フラ - 作品を参考にする事ついて質問なんですが、作品参考していいですか?? (2020年9月16日 22時) (レス) id: ead1db5ef4 (このIDを非表示/違反報告)
rin31gakukoko(プロフ) - 続きがきになります。更新頑張って下さた (2018年2月16日 7時) (レス) id: 9821ad2672 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 更新待ってます続きが読みたい (2018年2月15日 23時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
りえちん(プロフ) - 続きが気になります。更新楽しみにしてます。 (2018年1月29日 0時) (レス) id: a57a650362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2018年1月7日 20時