17話 ページ17
コナンたちがいる茶屋をじっと見上げている
「「綾小路警部/!」」
「何してんねや、あんなとこで」
コナンたちに見られているのに気づいた綾小路は、踵を返して去っていった
外を見ていたAたちに、水尾が「君ら」と声をかける
水尾「下のベランダ行って夜桜見物してきたらええ。今晩はじきに雲も晴れてええ月が出るそうや」
園子「行こうか」
蘭「うん、いいね!」
『そだね!』
乗り気の園子たちに、コナンは「ボクと昴さんはここにいるよ」と言った
服部「オレもや」
服部の言葉に和葉が「何で?」と眉を寄せる
和葉「あの舞妓さんが気になんの?」
服部「アホ!しょーもないこと言うな」
軽く受け流された和葉はフンッとそっぽを向いた
Aたちが一階におりていくと、小五郎たちはお座敷遊びを始めた
千賀鈴と小五郎が膳をはさんで向かい合い、市佳代が唄う《金毘羅ふねふね》に合わせて、膳の上に置かれたひとつのおちょこに手を交互にのせる
市佳代「金毘羅ふねふね、追手に帆かけて、シュラシュシュシュ〜♪」
小五郎「ほいっ、あよいしょ!それっ、ほっ!」
おちょこをどちらかが取ったら、相手は手をグーにして膳の上に出す
間違えたら負けというゲームなのだが、千賀鈴がおちょこを取ると、小五郎はグーを出してしまった
小五郎「あひ〜っ!しまったァ!!」
座敷の隅でお座敷遊びを見ていた服部は、負けてもデヘヘ……と嬉しそうに舌を出す小五郎を見て唖然とする
服部「エンジン全開やな、あのおっちゃん」
「「いつも開きっぱなしだ/さ」」
コナンと昴もあきれた顔で小五郎を見ていると、トイレから戻ってきた竜円が部屋に入って襖を閉めた
西条が「僕もトイレや」と立ち上がり、千賀鈴が付き添おうと腰を浮かす
西条「大丈夫。まだ酔うてへんから。君は毛利先生を」
千賀鈴「へぇ」
小五郎「おっしゃ〜、行くで〜♡」
小五郎が千賀鈴と再び《金毘羅ふねふね》を始め、西条と入れ替わりに入ってきた竜円は膳のそばに座って窓の外を見た
竜円「お、月が出てきた」
コナンと昴も振り返って外を見ると、空にかかっていた細い雲が流れて、丸い月がその美しい姿を現した
昴「……月か……」
昴の独り言に、服部が「ん?何や」と反応する
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マナ - Sorimachiさん» 作品ポイントはありますか?参考しようと考えています・・・ (2021年4月26日 22時) (レス) id: 322163da4b (このIDを非表示/違反報告)
フラ - 作品を参考にする事ついて質問なんですが、作品参考していいですか?? (2020年9月16日 22時) (レス) id: ead1db5ef4 (このIDを非表示/違反報告)
rin31gakukoko(プロフ) - 続きがきになります。更新頑張って下さた (2018年2月16日 7時) (レス) id: 9821ad2672 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 更新待ってます続きが読みたい (2018年2月15日 23時) (レス) id: f266346369 (このIDを非表示/違反報告)
りえちん(プロフ) - 続きが気になります。更新楽しみにしてます。 (2018年1月29日 0時) (レス) id: a57a650362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sorimachi | 作成日時:2018年1月7日 20時