第25Q:高みを目指すため ページ28
誠凛との試合から数日後___
インターハイ常連である海常はシート権がある
着々と予選リーグを突破しては、
インターハイ出場を決めた。
神奈川を制覇した先にあるのは
キセキの世代との争い。
いずれぶつかり合う前に、スキルアップを目的とした1泊2日の合宿が組まれた。
『黄瀬くん・・・荷物多くない?』
でっかいスーツケースとハンドバッグをもってる黄瀬にドン引きの天神
小堀「何持ってくんだよ。」
黄瀬「なにって・・・化粧品とか愛用のミネラルウォーターとかそこら辺っす。運動したら汗かくしデオドラントも・・・あと・・・」
『(どうしよう、女子力高いかも・・・)』
天神は、黄瀬はモデルだったことを改めて思い知らされた。
監督「よし、全員いるな。荷物を置いたらすぐ練習するぞ。」
こうして、海のみえる場所で海常高校の夏合宿が始まった。
天神は、怪我した選手の手当なり、
ミニゲームのスコアなり、ドリンク作りなり、練習着やタオルの洗濯なりの雑務ももちろんこなすが何より彼女にしかできない仕事があった
それは____
_ガコンッ
_スパッ
選手のデータ分析だった。
その目でみた選手の癖をリストアップすれば
コーチが各個人のメニューを振分ける。
これは帝光時代から変わらないものだった。
____『黄瀬くん、また高さが高くなってる』
桃井「このペースだときーちゃん、次の春までにはここまで成長しそうです」
『へぇ···楽しみになってくるね。』_________
過去の記憶と今の状態をリンクせて
天神がデータ化したものを
桃井が分析して未来予測をする。
キセキの世代を支えていたのは紛れもなく2人のマネージャーだった。
そしてその成長を見守ることが彼女の楽しみの一つだった。
森山「さすが、Aちゃん。細かいとこまで侮れないね。」
黄瀬「帝光中、一軍マネージャーの名は伊達じゃないっスからね」
海常が高みを目指すため、天神も全力で支えていた。
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作者名:水無瀬。 | 作成日時:2020年1月3日 15時