reason…1 ページ3
私は一昨日幹部になった。
16歳の時。最年少幹部だ。
だがそんなことは責任とめんどうが増えるばかりの肩書き。
首領に執務室に来るよう呼ばれた私はエレベーターの最上階のボタンを押し、
横浜をだんだんと下に見た。
そして人がゴミみたいに見えるようになる頃、「チーン」といやに高級な音が響いた。(チーンは安っちいのではないかという意見は聞き入れたくない)
そこから先は黒服のガタイのいい男たちが、通路を挟んで並んでいる。
「首領に」
そう一言言えば、
「「はっ!」」
皆口を揃えて答える。
中世のヨーロッパを連想させるアンティーク調の扉と、ノブ。
こんこんと二回ノックする。
「太宰です」
「ああ、待ちくたびれたよ〜太宰くん。入りたまえ」
「失礼します」
そういって入ると、いつもいるエリス嬢がいなかった。
「エリス嬢は」
「エリスちゃんはさっきまで遊んでいたんだけど今は奥の部屋にいるよ。ああ可愛い」
「はぁ、で要件は」
「まあまあ、そう焦らずとも。急がば回れともいうしね」
「……………」
「まあ余興はこのくらいにして、と。今日君を呼んだのは、君も幹部になったことだから、上司をつけようと思ったのだよ」
幹部になったから上司?
「ああそうだ。とてもいい子だよ。先程までエリスちゃんとも遊んでくれていたんだ。おいで、Aくん」
A………
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煉華☆(プロフ) - 初めまして、こんばんは(*^^*)題名にひかれて読ませていただきました。描写が分かりやすく、とても読みごたえがありました!これからも頑張ってください! (2016年12月1日 22時) (レス) id: b70d4562c3 (このIDを非表示/違反報告)
瑚珀(プロフ) - ありがとうございます!更新頑張ってください! (2016年11月14日 21時) (レス) id: 028a65cf32 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニサラダになりたい(プロフ) - 瑚珀さん» 読ませていただきました!「多分、それはきっと」ですよね〜?ショタ太宰さん読んだことがなかったので、新鮮で、これからのお話が楽しみです(*^^*)コメントありがとうございます!嬉しいです!お互いに良い作品を作っていきましょう♪ (2016年11月14日 21時) (レス) id: 16a1ec1eda (このIDを非表示/違反報告)
瑚珀(プロフ) - ふああ!すごく面白いです!!頑張ってください!本当に申し訳ないんですが、一度私の作品見てくれませんか、? (2016年11月14日 21時) (レス) id: 028a65cf32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロニサラダになりたい | 作成日時:2016年11月13日 0時