#緊張と話 ページ13
Aside
山田「Aさん。こちらがみなさんの楽屋です。僕はこの後、いったんここを離れますのでノックして入ってくださいね」
A「分かりました。何から何までありがとうございます」
と、山田さんは軽い足取りでこの場を去っていった。
よし。
コンコン。
山田さんの言われたとおり、楽屋をノックした。
翔「はーい」
あ、お兄ちゃんの声だ！安心するんだけど。
おそるおそる変な緊張感がある。そっと、ドアを開けた。
ちゃんと開いてないドアにお兄ちゃんはすかざず私だと気づいて。
翔「ぎこちねぇーな笑。ほら、」
と、お兄ちゃんはドアを全開に開け、椅子に座らされた。
全員が椅子に座って、向かい合う状態になり恥ずかしくて顔が見れないけど頑張った。
A「本日はよろしくお願いします」
と、お辞儀をし。改めてご迷惑おかけしますと加えて、挨拶をした。
翔「大丈夫だから。ね？でも、緊張してんのによく言えたじゃん。偉いぞーA」
A「何歳だと思ってんのよ」
翔「Aはいつまで経っても可愛いオレの妹なのー！」
二宮「もうー！翔さんはその辺でAちゃんは僕と一緒にゲームしましょ」
A「お願いします！あ、その前に……」
翔「どーした？」
A「潤くん」
松本「俺？」
A「……うん。あのね……」
松本「みんな1回出てよ」
大野「ほら、みんな出るよ。翔くんも早く！」
翔「えー。」
A「あ、でも、お兄ちゃんも」
翔「あ、そぉ？」
楽屋にお兄ちゃんと潤くんと私だけにしてくれて。
A「潤くん、今日はその…よろしくお願いします」
松本「こちらこそよろしくね！」
A「その…お風呂の事なんですけど。実は今……」
翔「あ、もしかして……」
A「うん。生理中で。」
松本「あぁ。なるほど。」
翔「でも今日は家に帰っちゃダメだよ？」
松本「わざわざ相談してくれてありがとう。ふふ。俺は気にしてないから。好きに使ってくれていいから。ね？」
翔「何日目？」
A「5日目」
翔「ほとんど無いじゃん。お腹も痛くないでしょ？」
A「うん。大丈夫だよ」
松本「体調悪くなったらまた言うんだよ？翔さんでも俺でも。」
A「はい」
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作者名：でんでん | 作成日時：2022年5月11日 8時
