検索窓
今日:23 hit、昨日:1 hit、合計:62,852 hit

続き ページ42

幻「なんで、謝るんです?
Aは悪くないじゃないですか。」

幻太郎の目から、涙が一筋。


『泣いてる...の?』


幻「当たり前じゃないですか!...謝られたら

信じざるを得ないじゃないですか...!」


『ごめん...』


私は唯、謝ることしかできなかった。






『幻太郎、毎日ありがとね。』

私は入院してしまった。

治療しても治らないのに、どうして入院するのだろうか。


幻「今日は、良い天気ですね。

こんな日は、外でゆっくり散歩したい気分です。
そういえば、昨日...」

幻太郎は私に気を使って、面白い話をしてくれる。

私はそれが大好きだった。


何時からだろうね。
体が重くなって、何も考えられなくなったのは。


『げんたろ...?いつもありがと』

幻「いいんですよ。A、早く良くなってください。

一緒に行きたいところがあるんですよ。」

あれからずっと、幻太郎は毎日お見舞いに来てくれる。

ありがたかった。とても。


『...もう眠いから、...今日は寝ても、いい?』

幻「まだ、昼の1時...ですよ...?」

幻太郎は何かを察したようだった。

自然と瞼がさがってくる。

もう眠いや...

『おやすみ...げんたろー』

私は意識を手放した。


幻「A...?目を覚ましてください。まだ、お昼です。

お昼寝なんて...子供みたいですよ?

A...起きて...A..まだ、何も伝えてない。

嘘だよって...騙したって...言ってください。」




私は、目を覚ますことはなかった。


病室に、幻太郎の悲痛な叫びだけが、残された...

迎えに【伊弉冉一二三】→←嘘か誠か。【夢野幻太郎】※死ネタ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
設定タグ:ヒプノシスマイク , ヒプマイ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

唐揚げ王子(プロフ) - あずま真太郎さん» はじめまして、コメントありがとうございます!私、甘い系の小説が得意じゃなくて...尊敬してもらえるなんて、光栄ですm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月17日 1時) (レス) id: e0d91b994f (このIDを非表示/違反報告)
あずま真太郎 - はじめまして!こういった甘すぎない感じの夢を書けるのが尊敬します…!更新頑張ってください♪お体には気をつけて(´ω` ) (2019年2月17日 1時) (レス) id: 9ab5b26630 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:唐揚げ王子 | 作成日時:2019年2月6日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。