検索窓
今日:19 hit、昨日:1 hit、合計:62,848 hit

続き ページ40

「よーい、始め!!」

教官の一言で、私は走り出す。

障害物を避け、獲物を見失わないように...

捕まえられる!


そう思った時だった。


『いってぇ...』

建物からとび出ていた突起物で、足を切ってしまった。

そんなに深くはないと思うが、血が結構出ている。

銃「おいおい、大丈夫か??ったく...ほら、乗っかれ」

銃兎は背中を私に向けた。

『え、いいよ歩けるし。』

銃「お前は一応女なんだから、男を頼れ。」

『じゃあ、お言葉に甘えて...?』

私は銃兎の背中に乗った。

女性とは違い、ガタイの良い安心感のある背中。

銃「掴まってろよ。落とすぞ」

こいつはたまに怖い冗談を言ってくる。

『怪我人だぞ。』

銃「ったくよぉ...お前も女なんだから、傷を増やすな。」


珍しく嬉しいことを言ってくれるじゃないか。

これが無意識だったら怖い。

『うーん...でも私、護る側だしなぁ』

銃「じゃあ俺が護ってやるよ。」

『は??何、どゆこと』

銃兎の耳は珍しく赤くなっていた。

こいつも緊張するのか。

銃「だぁから!俺が傍で護らせろっつってんだよ!

言わせんな恥ずかしい」

『はは!!乙女か!』

銃「乙女はお前だ...」

不意打ちで照れることを言うから困る。

心の準備というものが...

銃「で、返事は?」

『...いいに決まってんだろコノヤロー』

そう言って銃兎の頭を軽く叩いた。

銃「マジで、冗談抜きで落とすぞ。」

『私乙女だよ!?丁重に扱え!』



毎日、こんな茶番を繰り返す。

結構楽しいものなんだよ。

嘘か誠か。【夢野幻太郎】※死ネタ→←頼れよ【入間銃兎】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
設定タグ:ヒプノシスマイク , ヒプマイ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

唐揚げ王子(プロフ) - あずま真太郎さん» はじめまして、コメントありがとうございます!私、甘い系の小説が得意じゃなくて...尊敬してもらえるなんて、光栄ですm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月17日 1時) (レス) id: e0d91b994f (このIDを非表示/違反報告)
あずま真太郎 - はじめまして!こういった甘すぎない感じの夢を書けるのが尊敬します…!更新頑張ってください♪お体には気をつけて(´ω` ) (2019年2月17日 1時) (レス) id: 9ab5b26630 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:唐揚げ王子 | 作成日時:2019年2月6日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。