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幸せな時間【神宮寺寂雷】 ページ34

私たちは今日、お出かけをしている。

久しぶりのお出かけ!!

『あ、あれ見よう!』

寂「転ばないようにね。」

カップルよりも、家族の方が近いかもしれない。

私は、ショーケースに並ぶ小物を眺めた。

『可愛い...』

そこには、小さなクマのぬいぐるみ。

いくつになっても、ぬいぐるみは欲しくなってしまう。

寂「欲しいのかい?」

『ううん、大丈夫!
次は、どこ行こっかー。』

久しぶりの遠出だから、色んな場所に行きたい。

寂「そうだね...遊園地にでも行く?」

『いいの!?やった!』

子供のようにはしゃぐ私を、優しそうな目で見ていた。




『久しぶりだー!!何から乗る?』

寂「うーん...私ももう若くないから、」

『何言ってんの!まだまだでしょ!ほら、行こ行こ』

そう言って、私は手を引いた。

その手は暖かかった。




楽しい時間はあっとゆう間に過ぎていった。

もう太陽が傾いている。

『終わっちゃいますね。』

私は、沈んでいく夕日を眺めていた。

寂「そうだね。また来よう。」

その横顔は綺麗だった。

ふと目が合う。

『帰りたくないな...まだここにいたい。』

こんなの私の我儘だ。

足元の小石を蹴りながら呟く。

そんな私の願いとは裏腹に、太陽は沈んでいく。

寂「私も、帰るのが惜しいよ。」

せっかく久しぶりにきた遊園地。

しんみりとした空気で終わるのは、性にあわない。


『最後に、写真を撮りましょ!思い出に!』

寂「うん。」

私と二人で並んで撮る。



寂「Aちゃん。大事な話があるんだ。」

その瞳は小さく揺れた。

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作品ジャンル:恋愛
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唐揚げ王子(プロフ) - あずま真太郎さん» はじめまして、コメントありがとうございます!私、甘い系の小説が得意じゃなくて...尊敬してもらえるなんて、光栄ですm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月17日 1時) (レス) id: e0d91b994f (このIDを非表示/違反報告)
あずま真太郎 - はじめまして!こういった甘すぎない感じの夢を書けるのが尊敬します…!更新頑張ってください♪お体には気をつけて(´ω` ) (2019年2月17日 1時) (レス) id: 9ab5b26630 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唐揚げ王子 | 作成日時:2019年2月6日 1時

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