検索窓
今日:21 hit、昨日:1 hit、合計:62,850 hit

続き ページ27

一「うわ、Aがいる...

なんて顔してんだよ。」

『いいい一郎!?ななな、なんか用!!』

乱数さんのせいで、変に意識してしまう。

一「変なやつ...

ん、」

何か渡された。
水色の、綺麗にラッピングされた小さな箱。

『何これ...?』

一「A今日誕生日だろ。

プレゼントだよ、プレゼント」

毎年、一郎は誕生日にプレゼントをくれる。
こういう所は変わってないな。

『あ、ありがと』

一「今日はやけに素直じゃん。

槍でも降んのかよ?」

『失礼な!!!

別に、素直じゃないし!』

心臓がドキドキしている。

こんなの今まで無かったのに。

一「おい、顔赤いぞ、熱かぁ?」

嘘!!!
なんでだ...恋する乙女みたいじゃないか!

私は恥ずかしくなって、顔を背けた。

一「んだよ、意識してんのか?」

ニヤッと一郎が口角を上げた。

『んなわけないでしょ!』

一「ほんとかよ...

はぁ、早く箱開けろよ。」

私は、もらった箱を開けた。

『これ...私が欲しかったやつ!
いいの...?』

一「いいからあげたんだよ。もう一個入ってるから見てみろ。」

小さな紙が入っていた。
開いてみるとそこには...





『う...そ』

ずっと前から好きだった

そう書かれていた。

一「お前鈍感すぎ。」

私は気づいた。
このドキドキの正体は

恋だ。


私はずっと一郎に恋してた。


一「A、俺と付き合って欲しい。

ダメか?」

『...付き合うに決まってんじゃん。感謝してよね』

一「はは!ありがとな。」

顔が熱い。

『こっち見んな、バカ』

一「聞こえませーん!ほら、」

そう言ってキスをした。


一「噂が本当になったな。」

『うっさい!!恥ずかしいんだから...』

これだから一郎は嫌い!!

でも、嫌いじゃない。

好きだからこそ嫌いなのだ。

一「Aも女なんだな。」

『どういう意味だボケ』

一「そのまんまだアホ」


そのまま二人で笑いあった。





これは、私の、大切な思い出。

作者です→←こんな自分だけど【山田一郎】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
設定タグ:ヒプノシスマイク , ヒプマイ , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

唐揚げ王子(プロフ) - あずま真太郎さん» はじめまして、コメントありがとうございます!私、甘い系の小説が得意じゃなくて...尊敬してもらえるなんて、光栄ですm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月17日 1時) (レス) id: e0d91b994f (このIDを非表示/違反報告)
あずま真太郎 - はじめまして!こういった甘すぎない感じの夢を書けるのが尊敬します…!更新頑張ってください♪お体には気をつけて(´ω` ) (2019年2月17日 1時) (レス) id: 9ab5b26630 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:唐揚げ王子 | 作成日時:2019年2月6日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。