優しい嘘【夢野幻太郎】 ページ12
幻「起きてください、A
もう、昼の十二時ですよ。
今日は仕事では？」
『ええっ！？！？嘘！幻太郎、もっと早く起こしてよー！！』
眠くて重い体を瞬時に起こした。
完全に遅れる！
課長怖いんだよね...
幻「まぁ、嘘ですけど。
まだ五時ですよ。」
いそいで身支度をしていた私は動きを止めた。
『もう！幻太郎のバカ！
まだ眠いのに...』
私は朝にとても弱い。
すぐにイライラしてしまう。
幻「ｸｽｸｽ...Aは実に面白い...
本当にあきないです」
私は頭にきてしまった。
『....何が、あきないだよ...
人をからかって何が楽しいの...
幻太郎なんか嫌いだ！』
心にも無いことを言ってしまった。
あの時の傷ついた幻太郎の顔が瞼の裏に焼き付いて離れない。
幻「...小生は、悲しくなんか無いです。
勿論嘘ですけど...」
幻太郎は一人呟いた。
『はぁ...はぁ...』
早朝の街を駆け抜けていた。
ボサボサの髪に、だらしない服。
乱数さんが見たら、怒るだろうな。
幻太郎...
『...っ！うぅ...』
私は泣いてしまった。
始めて幻太郎と喧嘩をした。
本当に私は、彼にはつり合わない。
可愛くないし、気遣えない。
それに対して彼は、気遣えるし、優しい。
幻太郎のことを考えるだけで涙が止まらない。
『ごめ...げんたろ...ごめん』
「...？泣いている？」
私の前に影がかかった。
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唐揚げ王子(プロフ) - あずま真太郎さん» はじめまして、コメントありがとうございます！私、甘い系の小説が得意じゃなくて...尊敬してもらえるなんて、光栄ですm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年2月17日 1時) (
レス) id: e0d91b994f (このIDを非表示/違反報告)
あずま真太郎 - はじめまして!こういった甘すぎない感じの夢を書けるのが尊敬します…!更新頑張ってください♪お体には気をつけて(´ω` ) (2019年2月17日 1時) (レス) id: 9ab5b26630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐揚げ王子 | 作成日時：2019年2月6日 1時
