初心者が調子乗って短編を書いたらしいですよ。(2個目) [戦国BASARA] [してみたされてみた] (ページ25)

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＃５３　殺されてみた(1)　注意:ヤンデレ要素有？ページ25

今回はちょっとシリアスです。貴方は戦場で、敵兵に殺されてしまいました。彼の腕の中には、貴方の遺体が…。

伊達政宗の場合
政宗｢A……ッ！！｣
貴方｢………｣
政宗｢俺が……ついていながら………すまねえ…Aッ…！｣
貴方の頬に、何滴もの雫が伝う。
貴方を抱くその力も、次第に強くなって行く。それでも貴方は目覚めない。
政宗｢俺が、必ず……！お前の敵を殺してやる…。｣
彼の右目がずきずきと痛んだ。

片倉小十郎の場合
小十郎｢A…目を、開けてくれ。｣
貴方｢……｣
小十郎｢頼む……A…！｣
貴方が目覚めないと、わかっている。わかっていながら、それを認めたくない。
小十郎｢A…！！｣
いつか目覚めるのではないか。その希望が現実になる可能性など微塵もない。
それでも彼は貴方の名前を呼び続ける。
貴方｢………｣

真田幸村の場合
幸村｢A…殿…。｣
貴方｢……｣
幸村｢某が…守ると……誓った、のに｣
しどろもどろになって語りかける。
その内容はすべて謝罪ばかり。
幸村｢申し訳ない……A殿ッ…！！｣
謝らなくていい。幸村の、あなたのせいじゃない。
そう言えたらどれだけ良かったか。
貴方はただ、黙っていた。

猿飛佐助の場合
佐助｢ねえ…Aちゃん…｣
貴方｢……｣
佐助｢何をしてんの。ほら、早く…起きてよ。｣
震えた声で話す。いつもの余裕などなくなっていた。
佐助｢早く…起きてよ。ねえ。…ねえ、A！｣
冷たい貴方の頬を叩く。｢痛い｣と顔を歪ませることも、文句を言うこともない。
佐助｢起きろよ…ねぇ、早く！！｣
貴方の体にどれだけ傷をつけようと、貴方は黙ってそこにあるだけ。