異世界がオタクを迎えに来た【ツイステ】

Neunundzwanzig ページ31

｢あのすいませんここどこですかね。自分さっきまで学園内に居たのですけど…｣

馬｢ぶふーっ！！！！！｣
｢あ、そうですか…人参いります？マロン号｣

｢勝手に名前を付けたり、人参をあげないでくれるかい｣
｢()｣


｢そ、そんなに驚くとは思ってなかったよ。ごめんね｣

｢ｲ、いえ…こちらもすいません(小声)｣

｢…君、入学式で危ないことをした子じゃないか｣

｢エッ…アッ顔が良い人！！！！！！！！！！！｣
リドル｢指はささない。折るよ
…リドル・ローズハートだよ。君は？｣

｢失礼しましたぁ…Aと申します
えっと…折らないで下さい(震え声)｣

リドル｢折らないよ。馬に興味あるの？｣

｢動物は神が作り出した最高傑作であばばばばばばば…………｣

リドル｢！｣

動物の最高なところをアピールしようとしていたら、フードを馬に噛まれた

なに？今日はフード運ないの？(？)

｢あのぉ…なんでフード食べるんですか？？？え？お腹空いてるんですか？？人参。人参あげますから離して下さい？？？？？ちょっとすいませんねえ？？？？？｣

リドル｢珍しいね、エアービラがそんなに戯れつくなんて｣

｢え？これ戯れついてるんですか？お腹空かせてるんじゃなくて？？？｣

リドル｢そうだよ。ほら、離し…お離…………乗馬していかないかい？｣

｢(離れなかったんだな)……いいの？君に乗って｣

ぶふーっ、と言ったエアービラのことを撫でて、ローズハートさんに「お願いします」と頭を下げた

乗ると決まった途端にエアービラは口からフードを離した

え、お前頭良いな？？？？？？？？？



リドル｢ボクがついているから平気だよ｣

｢は、はい｣

リドル｢…へぇ、筋がいいね。どう？馬術部に入るつもりはない？｣

｢その予定はないですね………空ちけ〜〜…｣

リドル｢前向きに検討しておいてよ…少し、前に行ける？｣

｢あ、わかりました｣

よいしょ、と言われた通りに前の方に行けば、ローズハートさんが視界の端から消えた
…え、瞬間移動！？

リドル｢よっ…と…｣

｢ﾋｮｵｯ！？！？？！？！？！？｣

リドル｢しっかり掴まっていて。走るから｣

｢走る？？？？(思考停止)｣

後ろに急に乗ったのはローズハートさん

え？なにこれはなに？？？？いつから少女漫画の主人公になったんだ？？？？

｢っはや！！！！？フード！？！？！？｣

リドル｢ちゃんと掴まっていてないと落ちるよ！｣

そう言ってより速さは増した

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