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7話 ページ7

セレナ?


なんでここに居るの?


貴方は呼んでいなかったと思うけど。


リヴ「あ?」


セレ「意味がお分かり頂けませんでしたか?簡単に訳したつもりですが...」


リヴ「そういう事じゃねぇ」


セレ「どういうことでしょうか。あ、貴方がたは直ぐに兵舎に帰った方が宜しいかと」


途中でセレナが話しかけると、ブンブンと首を縦に振り、私達に恭順の意志を表して彼女達は去っていった。


セレ「さて、団長もそろそろお帰りになった方が宜しいかと存じます」


A「...」


改めて、自分と同じ容姿の妹が他人行儀に話しかけてくるのを少し寂しく思ってしまう。


リヴ「お前、何様のつもりだ?」


セレ「私はただの新兵です。つい一ヶ月前に配属されましたが、何か?」


A「...セレナ」


セレ「何でしょうか」


A「帰るから、そんなに上司に立てつかないで頂戴。恨みを買うわ」


リヴ「A、俺をなんだと思ってるんだ」


セレ「了解しました。団長のお言葉に従います」


リヴ「おい!」


A「...はあ」


セレ「お顔色が優れませんね。帰って直ぐにおやすみなさるのが良いかと」



誰のせいだと思ってるのよ!?
貴方とリヴァイの折り合いが悪すぎるのよ!


そういえば、結局リヴァイのこともあやふやになってしまったし。

あーもう。


A「では皆様、これにて失礼致します。とても楽しい舞踏会でこざいましたわ」


ドレスの裾を持ち上げ、上品に淑女の礼をしてみせる。
その光景にまた大勢の人、男が見惚れるのだが私には知る由もないだろう。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



A「...」


リヴ「...」


セレ「...」



何だこの状況。


途中まではまだ良かった。


セレナが後ろから付いてきて同じ馬車に乗った迄は。


だが、出発しようとした瞬間、リヴァイがこの馬車に乗り込んできたのだ。
先程のこともあるし、何よりこの2人の仲が最悪だから必然と馬車の中は静まる。



本当に2人の視線に耐える私の身にもなって欲しいものだ。



でもやっぱり、この配置はまずかったわね。


リヴァイとセレナが横並びで座り、その対面に私が座っている。


これはリヴァイが馬車に乗ってきた時、誰が私の隣に乗るかで揉めた為に、見かねて私が提案したのだけれど...ダメだったみたいね。



A「全く。貴方達が仲良くしてくれると私としては楽なのだけれど」


リヴ・セレ「絶対に嫌だ・です!」

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作者名:碧海 | 作成日時:2018年12月7日 0時

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