第43話 ページ11
栗原side
そろそろ帰って来てるだろうか
電話をかけてみることにした
prrrrr…prrrrrr…
「なに?梨奈」
栗「もー帰ってきた頃かなーって」
「うん、今帰ってきたとこ」
心なしか少し寂しそうにきこえた
栗「そんで、どんな感じだった?」
「どーもこーもないよ普通」
栗「Aってさ、先輩のこと好きだよね」
「…うん、好きだよ」
栗「告白…しようとは、思わないの?」
「怖いの」
あぁ、これは私にもわかる
涼太が好きだったときに
私もなかなか告白しようとする勇気なんてナカった
ふられたらもう傍にはいられないから
それが怖かった
本当に
栗「うん、そうだよね私も怖かった」
「でも…このまま隠し通すのもだめだよね」
強くなりたい
私が何度も思った
栗「だけど、傍にはいたい」
「私、最低だよね」
栗「ぜーんぜん!当たり前だよそんなの」
「…そっか、ありがと梨奈」
栗「いいの、沢山相談してね?」
「うん」
栗「じゃあ、また明日」
「また明日」
Aは、気持ちを伝えるのが怖い
そしてそれは
笠松先輩も同じことだろう
同じ経験をしてる私が偉そうなことはいえない
だけど
二人に幸せになってほしいのは本当のことだ
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ミリイ(灰崎信者) - 祥吾様が夢主に依存してる所が見たいです 夢主は祥吾様の事愛してる (2018年4月14日 13時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
白井冬音 - 短編でしょうか?シチュエーションとかもお願いできますか? (2018年4月13日 20時) (レス) id: 4745e83d6b (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者) - 祥吾様も見たいです (2018年4月13日 19時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
白井冬音 - 天宮月姫さん» ありがとー (2018年4月13日 19時) (レス) id: 4745e83d6b (このIDを非表示/違反報告)
天宮月姫 - 続編おめでとー (2018年4月13日 19時) (レス) id: c23fd7fc19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白井冬音 | 作成日時:2018年4月13日 19時