Black cat*18 ページ20
ガチャガチャンッ
近くの自動販売機でスポーツドリンクを人数分買う。
お財布から少々マネーがぶっ飛んだが
ま、いっか。
自動販売機を探すのに数分ほど時間をとられてしまったため、
今から帰ればちょうど十分位の時間になる。
「さつきはうまくやったかな…」
そんなことを考えながら部室への道を進む。
体育館について一軍の先輩方の視線を感じながらも
会釈のみを返し、部室へのドアを開けた。
「あ、Aっ!
Aのお陰で私達仲直りできたんだ!
本当にありがとう…!」
さつきに笑顔が戻った。
よかった…
あ、そうだ。間だ終わってない。
「さつき、そのボイスレコーダー差し上げます。
まだクラスの人達の誤解を解いてないでしょう?
それと…仲直りできて、良かったですね!」
さつきにつられて私も少しだけ笑みをこぼす。
「それでね?
ずっと気になってたんだけど…」
ーーAの正体、教えてくれないかな?
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作者名:aya | 作成日時:2014年1月8日 1時