検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:34,013 hit

Black cat*13 ページ15

ガラガラガラッ




Aの背中に隠れながら体育館の中を覗きこむ。





「すみません、キセキの世代の皆さんに







少々お話があるのですが」







赤司君を始め、テツ君や大ちゃんもこっちを振り向く。




「何だい?告白なら断るよ」



赤司君が尋ねてくる。





「そんなしょうもないことじゃ有りませんよ。




…彼女、桃井さつきについての話です」





皆の顔つきが変わった。






私のことをまるでごみを見るかのような目付きで睨んでくる。




情けないことにまたもや手が震え始めていた。





そんな私に気付いてくれたのか、私の耳元で





「大丈夫です、貴女は私が守ります」




小さいけれど、意思のはっきりした、力強い声を掛けてくれた。





そうだ、今私にはAが居る。




一人じゃない。






そう思うと、何だか彼らを目の前にしても怖くなくなった。





Aの事はまだまだ知らないけれど私を信じてくれた事に代わりはない。







私はキセキの世代の皆に、真実を知ってもらいたいんだ。

Black cat*14→←Black cat*12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
設定タグ:黒バス,黒子のバスケ , 桃井嫌,われ , 逆ハー愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:aya | 作成日時:2014年1月8日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。