【カゲプロ】『お兄ちゃんに触れないで』シン｢おい！大人しくしてろって！｣『……』モモ｢ねえ、私は『やだ』……｣シンタローの妹は、ブラコンヤンデレさん【シンタロー】

２７話 ページ31

シンタローside


シン｢モモ...お前、何言ってんだよ！！｣


俺はモモの胸ぐらをつかみ、怒鳴りかけた


モモ｢えっ...？あ、私...｣


モモは我に返った様に焦り出した


シン｢Aが、言われて一番嫌な言葉知ってるよな！？｣


モモ｢ご...ごめんなさい...｣


モモはビビってる様で、抵抗もせず俺を見つめてる


モモは謝ったが、そんなので俺の怒りが収まるわけがない


シン｢お前は...｢それは...ダメだよ...！｣マ、マリー？｣


マリーは俺の言葉をさえぎり、珍しくモモに激怒した


マリー｢そんな事言っちゃ、ダメだよ！

私だって、｢化け物｣って言われたら傷つくもん！

モモちゃんだって、｢普通じゃない｣って言われたら傷つくでしょ！？

自分が言われて嫌なことは、言っちゃダメだよ！｣


モモ｢マリーちゃん...｣


モモは、｢普通じゃない｣と言われた事を思い出した様で、急に顔が暗くなった


モモ｢そう...だよね...

私...Aに嫉妬してたんだ...

年下なのに、私よりなんでもできて...

私なんて、いつもお兄ちゃんと妹と比べられて...

でも...

悔しかったんだ...｣


モモ...


そうだよな...


兄弟に比べられたら、誰だって嫌だよな...


マリー｢じ、じゃあ、Aに謝りに行こう？｣


モモ｢...うん！｣


モモの笑顔は、俺が見たこともないくらい綺麗だった


シン｢あ...モモ、ごめんな。気づけなくて...

モモも、傷ついてたんだよな...

これからは...｢みんな同じ｣だ。

＿＿＿＿＿＿兄弟なんだからな｣


モモは、笑いながらも目頭に涙をためていた


カノ｢さ〜てと、Aちゃん探しにでも行きますか！｣


A...｢人間｣に襲われてなきゃいいがな...

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