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第五話 ページ7

部活が終わり、玲奈を待つ。

「Aー!ごめん待った?部活の
後片付け長引いたっ」


「玲奈...ううん、平気」



あれから、私は絶望に浸っていた。



"二人の共用場にしよう、望月さん"



神様は多大なる試練を私に送りつけて
きたものだ。



何故、あの人と一緒に屋上にいなきゃ
いけないのか。


あ、屋上をディスってる訳ではない。


あの人をディスってるだけ。


「A、なんか昼休みから
元気ない...どうしたの?大丈夫?」


「...へっ?あ、うん。大丈夫!」


「本当に?何かあったらすぐ言ってね」


「うん。ありがと玲奈」



玲奈はいつもこうやって気遣ってくれる
とても優しい子。

でも、いつまでもその優しさに甘えては
いられない。


「じゃあね、また明日。本当に何かあったら言ってね!」


その優しさも、少し過保護気味では
あるが(汗)

「うん、また明日」







‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


「ただいまー」

「お帰り、お風呂沸いてるから
入っちゃいなさい」

「んー」






はぁ...。


湯船に浸かるのは屋上で絵を描いてる時
位癒される。



「屋上...」




もうこの際、諦めて新しい所探すしか
ないのか。


屋上に勝る所なんてあるのかな...?


今は物置に使われている、旧更衣室が
ある。



その、旧更衣室の奥に設備されているのが屋上だ。



普段、生徒が通るところでもなく、
死角になっているため中々目をつけるのは難しいはず。






諦めた方が楽なのかも知れない。



だけど...。


「私が最初に見つけたのは事実なんだし、譲りたくない...」

 
 

やっと落ち着ける場所を見つけた。





あそこ以上の所は他にないと思う。








「負けない」


私の中でメラメラと闘争心が芽生えた。

 






絶対、黄瀬...なんとかさんには
負けたくないと。






それだけ私の屋上に対する愛は強い。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太   
作品ジャンル:恋愛
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おしるこ眼鏡-奏音69組-(プロフ) - 桜庭結香さん» ありがとー泣緑間もちょくちょく進めて行くわ(笑) (2017年7月25日 1時) (レス) id: 85d4b86208 (このIDを非表示/違反報告)
桜庭結香(プロフ) - ヤベー面白い(笑)更新頑張って! (2017年7月25日 1時) (レス) id: e2cb3a14fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おしるこ眼鏡-奏音69組- | 作成日時:2017年7月25日 0時

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