歪んだ愛でもいいじゃない

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「かんぱーーーい！」

せっかくみんな成人してるからお酒を飲もうということになって、個室の居酒屋に来た。


なんでこの仕事に就いたの？とか家族構成とか、好きな食べ物、住んでいる場所オーソドックスなことを一通り聞かれた頃にはみんな出来上がっていた。


「お前酒強いんか」

「あ、強い方だと思います。コーイチさんも強いんですね」

「と、思うやん？実はこれウーロンハイじゃなくて、ウーロン茶やねん(笑)誰にも言うなよ。飲まされるの嫌やから」

「あ、はい…」


お酒が強くて毎日飲んでいそうという完全に偏見を持っていたからびっくりした。


お酒の弱いリョウガさんタカシさんは寝ちゃってるし、そのほかの強い人たちもどこぞの飲みサーみたいなノリになっていて、こりゃそろそろお開きだな…と思っていた頃


「ほら、お前ら！もうそろそろ出るで〜」

「え！？お会計してくれたの！？こーちゃんさっすがぁ〜！！」

「もう、ユースケうるさいねん(笑)みんな早よ立ち〜」



コーイチさんの合図でみんな外に出た。

あまり酔ってなくて、家も近いと判明したコーイチさんが送ってくれることになった。

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