【文スト×鬼滅】胡蝶姉妹の末っ子は文豪の世界へ (ページ9)

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第陸話ページ9

【中原side】

「･･････」

最後に見たあいつの顔が忘れられない

絶望に似た顔をしていた

当然だろう。大正時代に生きていた人間が突然100年後の世界にきたら、誰だってそうなるだろう

「とりあえず、あいつの話を首領に報告しねえとなあ･･･」

エレベーターで最上階に着き、首領の部屋はノックをする

「首領、中原です」

シーン･･･

「･･･またか」

もう一回ノックして言う

「首領、中原です。入りますよ。」

ドアを開けると案の定、首領はエリス嬢を追いかけてた

「首領、中原です」

もう一度名前を言うと、首領はエリス嬢を隣の部屋に行くように言い、俺に向き合った

森「中也くん、あの子はどうだったのかね？」

中「･･･それが、あいつ、どうやら大正時代の人間らしいのですが･･･」

森「･･･大正時代？それは本当かね？」

中「あの様子だと、間違いないと思われます」

他にもあいつから聞いた話を首領に話した

森「そうかい･･･間諜のものではなさそうかい」

中「はい」

森「そうだね･･･なら、私も直接あの子に会いに行ってみるよ」

中「⁉︎大丈夫なのですか？」

森「私もあの子から直接話が聞きたいし、怪我が酷いものだったからね〜。元医者としては、そろそろ怪我の様子を見たいからね」

中「わかりました。俺もついていきます」

森「なら、早速行こうかな」