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4(Yside) ページ4

分かってる

太輔とミツの間に距離がある事





誰が見たって、ミツとの距離感に関しては俺が有利

ミツが俺には素直に甘えてくれることも自覚している





だけどね…





こころの距離は…俺も太輔も変わらない位置にあると俺は思ってる

ミツに対して心を閉ざした振りをしたのは太輔の方

ミツは決して太輔に心を閉ざしたりなどしていない

もしかしたら…ミツが本当に甘えたいのは太輔の方なんじゃないかって、そう思う事もある





もしも…このロケで太輔がミツに心を開いたら…

自分の感情に素直になってしまったら…





きっと俺に勝ち目はない





本当は…太輔にならミツを奪われてもいいと思ってる

だけど、それは俺が全力で太輔と闘った後の話だよ





俺だって男だ

好きな人を幸せにしたいって思うのは自然な事だろ?





ミツの心を俺一色にしてみせるから





「ではオープニングトーク撮りまーす!チーム毎に分かれて並んでください。」





スタッフの掛け声に、皆が一斉に横並びする

俺の隣にはミツ

そしてその隣に太輔

ミツは俺達に挟まれて、居心地悪そうに交互に俺達を見上げた





「どうした?」

「……俺が小さいの目立つじゃん。」

「今更だろ。」

「ぶぅ…」





最近太輔のミツに対する態度が柔らかい

以前ならこんな会話に入ってくることなかったのに…





「いいの、いいの。小さいのアピールしてる方が人気出るよ。ミツ、可愛いもん。」

「俺、30だよ。可愛さはいらない。」

「…俺は可愛い北山が好きだけどな」

「…///」





カメラが回ってないのを良い事に、太輔はもう戦闘態勢

初っ端から爆弾仕掛けてきた





「そうだね。俺も可愛いミツが好きだよ。」





太輔には出来ないミツの頭を撫でながら言ってみる

案の定、太輔にはじろっと睨まれたけど





「どうしたの?今日2人とも変だよ…?///」





真っ赤な顔して戸惑ってるミツ





ミツ、これはまだプロローグ

これからもっと戸惑う事が起きるはずだから





覚悟しておいて







.

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作者名:MISA | 作成日時:2015年9月14日 21時

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