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15(Yside) ページ15

「何やってんの?ね、横尾さん、味噌汁まだぁ?」

「あ、ごめん、ごめん。もう出来たよ。」





太輔のおバカっぷりに、ついミツの事放置しちゃった





出来上がった味噌汁を器に注いで、やっとご飯の時間





「お腹空いたぁ!ずっとこの時間待ってたぁ!」





料理を前にワクワクしているミツは、可愛い以外の何物でもない





「じゃあ、食べましょうか。」

「はい!いただきまぁーす!」





待ちきれないって表情で、料理にがっつくミツを太輔と2人、笑顔で見守る





「んまっ!美味すぎるっ!何してんの?ほら、2人も食べて、食べて!」





大興奮のミツ





「あっ!これ、めちゃくちゃ美味い!」





普段、食にはそれほど興味を示さない太輔も興奮気味に箸を進めてる

重い料理器具運んで来た甲斐があったよ





「ホントに美味い!横尾さんの奥さんになる人は幸せだよなぁ!」





おっと、これは嬉しい一言





「んふふ。こんなに喜んでくれるなんて、毎日ミツに美味しい料理作ってあげたくなるよ。」

「…俺、横尾さんと付き合っちゃおうかな…」





うおぉぉぉ!これはっ!昇天しそうな勢いです

超不機嫌顔を隠さない太輔も見ない振りして





「ミツなら大歓迎。」





そう笑顔で答えた





瞬く間に目の前の料理が減っていく

半分以上無くなった時にミツが、突然スタッフに声を掛けた





「ね、皆は何食べるの?お腹空いたでしょ?」





確かに…

スタッフの皆は俺達が食べてる間もカメラ回してるから何も食べてない





「残りもんだけど…食べます?」





残り少なくなった料理を差し出すと





「いや、お気遣いなく。俺ら、弁当ありますんで。」





笑顔で押し戻された





「ごちそうさまでした!」

「あぁ!めちゃくちゃ食った!めちゃくちゃ美味かったっ!」





辺りはすっかり暗くなって、闇が島を包んでいる

海も山もさすがにもう危険だろう





「じゃあ、1日目終了って事で!」

「じゃあ、一旦カメラ止めます。」





夕食の後片付けをしている時、スタッフが取り出した弁当

ふと覗き見ると、それは豪華から揚げ弁当だった…





.

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作者名:MISA | 作成日時:2015年9月14日 21時

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