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第四十話 罪とは罰とは ページ48

「…まぁ、どうでもいいですね。用は済みましたし」


駄目だ。この人は駄目だ。


「おや、硬直されてますね」


この人は恐怖より
もっと恐ろしいものを持っている。


「ここの首領に伝えて下さい。
 死の家の鼠…フョードル・ドストエフスキーが賭博師を噛んだと」


…鼠……賭博師…Aさん!
連想遊戯のように思考が繋がる。

そして、噛んだという意味も。

外に出ようとするフョードルさん。
止めなければと本能が叫ぶ。

片足で踏み切る


「…復讐は罪。受け入れるのもまた罰」
「…!」


ゆらりと振り向く悪魔。
いや、そんな物じゃない。

完全な悪ではない。故に恐怖を尚駆り立てる
魔人だ。


「それでは」


歩いて行ってしまう背中を見る。
否、見るしかできない。


「あ…あ…鴎外さんに…言わなきゃ…」


訳の分からない義務感が足を動かす。


「出火だ!」


前を見ると慌ただしくマフィアの人が移動している。


「…鴎外さんに…言わなきゃ…」
「奥様危険です!こちらに道が」
「鴎外さんに言わなきゃ」
「ご報告は私が致します!」


私が…します。不思議と力が一気に抜ける。


「Aさんが、Aさんが」
「…っ」


顔をそらすマフィアの人。


「とにかく、奥様は首領のところへ」
「…うん」


フラフラと鴎外さんの所へ行く。


「…A君!?」
「お母さん!」
「エリス!」


抱きついてきた小さな体が懐かしい。


「無事だったんだね…良かった」
「そちらもです」
「はは、マフィアを束ねる者が出火ごときに負けるものか」


安心した。この空間は変わらない。


「お母さん、こんな時こそ笑うのよ」
「ふふっ、そうだね」


小さいながらも立派な体。


「…エリス、これからも一人にしちゃうかもしれない。
 極力そんなことはさせないけど…でも、
 そんな不甲斐無いお母さんをエリスは好きでいてくれる?」
「ううん」
「「えっ」」


思わず声を出す。鴎外さんも。


「…愛してくれる?、なら分かる」
「え、エリスー!」


 


(高度なデレ)

―――――――――――――――――――――――――…

時間軸ブレッブレですね。しかも
漫画派なので10巻まで読む。

(最後の話から)何か想像してみよう

この話数が出来る。

11巻読む。

あれ?話が…
という未来予知までできた。

+まだ終わりませんよ!

続編+α(選択1〜4で変更有)←作品アンケ終了→←第三十九話 賭博師



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , エリス , オチまでが未定   
作品ジャンル:アニメ
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臣民(プロフ) - ハニーさん» まだエリスちゃんの正体が明かされていない時でしたからね……。その設定で大丈夫だと思います! (2019年2月3日 10時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 此処でのエリスちゃんッて普通の子供設定なンですか? (2019年2月2日 16時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)
エリザベート(プロフ) - 4番希望で!! (2016年9月1日 12時) (レス) id: 4126f800ee (このIDを非表示/違反報告)
みるの - 4を希望します! (2016年8月31日 1時) (レス) id: ae8c0f0041 (このIDを非表示/違反報告)
夜月☆彩(プロフ) - 1が読みたいです! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 89f03b0b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:臣民 | 作成日時:2016年7月28日 22時

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