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第三十二話 最終日 ページ40

そこに2人が来る。

ア「…当然って言ったら当然ね」
森「…」


屍を前にしても放心状態の森君。


『朝です。一定時間後に昼の自由時間を迎え、話し合いです
 と、言いたいのですが』


突然の変化球に皆耳を傾ける。
森君も少し顔を上げる。


『ラスト遊戯なので、今までの知恵を合わせ、人狼を吊って下さいね。
 では…話し合いを始めて下さい』

ア「聞いてない…。というかもうコイツでいいでしょ」

森「…もう、耐えられない。吊ってくれ」

ア「ね」

貴「そんなフワッと!?…頑張りましょうよ。
  だって、正直白出されてないアクアさんが怪しいと思いますし…」

ア「なら私は貴方を指すわ」

森「僕を指してくれ…」

ア「…。ま、まぁ、アレよ。
  人狼ならそんな推理に精を出さないと思うし…
  森を指すわ」

貴「私は意見を変えませんよ!」

ア「アーソウ。ってことは森。貴方にかかってるわ。
  人狼が勝つか、村人が勝つか」

森「…正直さ、勝ち負けとかどうでもいいよ」


…何言ってるのこの人。


森「だってさ、改めて思ったけど、
  僕の全ては麻里のために有ってさ。でももう麻里は居なくてさ…」

ア「本気でヤバイわね。吊りましょう」

貴「投票ですよ!?考えましょう!?」



森「…あっ。
  …何だ。簡単じゃん。
  そうだよ、どうして気づかなかったんだろ…」

貴「森さん…?」

森「よし!投票先は決めたよ。ラスト投票だ!」

ア「…」

貴「…」

森「…」

ア「…?」

貴「…??」

ア「え、何この沈」
『投票です。投票中は言葉を発しないで下さい。
 発言があった場合その人も吊られますので。』


戸惑いながらも指をさす。


A→アクア
アクア→森
森→森


『それでは森さんを吊ります。発言を許可します』


貴・ア「「…えっ?」」


訳が分からない…だって…


森「…そうだよ。そうなんだよ。誰も
  “自分に投票してはいけないとは言ってない”んだよ」
ア「…狂ってるわね」
森「まさか。麻里に会いに行」


ビュンッと、目の前から消えた森君の顔は、とても笑顔で…


貴「愛も歪めば狂「あはっ」


声の主を見る。


ア「あははっうふふっ。
  …残念だったわね!私が人狼よ!」
貴「!」


…何、言ってるの?

ア「占い師が居る時は冷や冷やしたわ…でも大丈夫!
  今夜は私が貴方を襲撃してあげる!怯えながら寝るといいわ!」


 


(終わりの終わり)

第三十三話 遊戯終了→←第三十一話 Forever(英)にich(独)の番(日)!



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , エリス , オチまでが未定   
作品ジャンル:アニメ
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臣民(プロフ) - ハニーさん» まだエリスちゃんの正体が明かされていない時でしたからね……。その設定で大丈夫だと思います! (2019年2月3日 10時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 此処でのエリスちゃんッて普通の子供設定なンですか? (2019年2月2日 16時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)
エリザベート(プロフ) - 4番希望で!! (2016年9月1日 12時) (レス) id: 4126f800ee (このIDを非表示/違反報告)
みるの - 4を希望します! (2016年8月31日 1時) (レス) id: ae8c0f0041 (このIDを非表示/違反報告)
夜月☆彩(プロフ) - 1が読みたいです! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 89f03b0b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:臣民 | 作成日時:2016年7月28日 22時

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