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第二十七話 彼は ページ35

一旦、教室を出て廊下の隅へ行く。


黒「…いきなり呼び止めてすみません」
貴「いいよ、どうしたの」
黒「コレなんですけど…」


コレ、と言って出したのは本。


貴「…朝に君が読んでた本?」
黒「はい」


り、律儀だ…


黒「それと、こんな状況なので世間話でも」


いいね、と賛同すると彼が話し始めた。
でも…


黒「本当にいいですよね、犬って!」


犬の話に火がついてる…


貴「…好きなの?」
黒「勿論です。3度の飯より好きです」


苦笑いを浮かべるしかない。


黒「実は僕、飼ってるんですけど…最近太っちゃって
  カロリーが少ないご飯を与えてるんです。
  でも、今、僕の犬はご飯を食べれてますかね…?」
貴「…!」


…分かりたくないことが分かった気がする。


貴「大丈夫だよ。何だったらカメラに聞いてみれば?」
黒「そうですね…」
貴「あ、本ありがとね。少し借りるから」


グーテナハト(おやすみなさい)、と言って別れる。
あんな空気耐えれませんから。


「……僕の気も知らないで」

―――――――――――――――――――――――――…

貴「ん!?」


何か聞こえたような気がして起き上がる。
絶賛ベッドの上です。

なのでスグに教室に向かうと…


貴「…ぁ」


黒井君が、横たわっていました。
そのすぐそばにナイフ…

そして、血が出終わった腕。


マ「う―…助け、て…」


…信じたくなかった。
そして、さっき聞こえたのはマリンさんの悲鳴だろう。


森「何!?襲撃!?」


カップルが教室に入ってくる。


五「…花村と前田は?」
ア「お姉様置いていくなんて酷い!」
マ「あら、朝の紅茶を作ってあげようとしたのよ」


姉妹喧嘩に花が咲いた時…


前「ちょっと、来てくれないかな」
五「はよ、花村見たか?」
前「うん、だから来てよ」


何だ、と前田君の案内に続くと…


森「…うわ、ぶらんこだ…」


まさしくそうだった。
首からぶらんこしている、花村君。


マ「何で?狐はいないのよ!?2人もだなんて…」
前「…可能性はあるんじゃない?」
ア「狐入り?」
前「違うよ。ヒントは倉」

『教室に集まって下さい』


皆が戻り、座り終えると


『朝です。一定時間後に昼の自由時間を迎え、話し合いです』


五「朝だな…。占い結果A→白だ」

マ「…占い黒井→黒。つまり…」


 


(残り6人)

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , エリス , オチまでが未定   
作品ジャンル:アニメ
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臣民(プロフ) - ハニーさん» まだエリスちゃんの正体が明かされていない時でしたからね……。その設定で大丈夫だと思います! (2019年2月3日 10時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 此処でのエリスちゃんッて普通の子供設定なンですか? (2019年2月2日 16時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)
エリザベート(プロフ) - 4番希望で!! (2016年9月1日 12時) (レス) id: 4126f800ee (このIDを非表示/違反報告)
みるの - 4を希望します! (2016年8月31日 1時) (レス) id: ae8c0f0041 (このIDを非表示/違反報告)
夜月☆彩(プロフ) - 1が読みたいです! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 89f03b0b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:臣民 | 作成日時:2016年7月28日 22時

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