犬鷲 様リクエスト わん! ページ22
晴れです。
絶好のお散歩日和です。
風が気持ちいいです。
外って素晴らしい!
そんな気分で町をウロウロしてみる。
パパっとマフィアに連れて来られたせいか
意外に新発見が多い。
小橋を渡り、道を左へ
「「あ」」
何故気づかなかったんだろう。
曲がり角は出会いの場じゃないか。
「すいません然様なら」
「ちょおっと待ちなぁ〜?」
いやあああああごめんなさいい
「いや、あの勘弁して下さい!どこも怪我してません!」
「その言い方だと妾がいつも怪我を探しているみたいじゃないかい」
「え…?違うんですか」
「もう一回解体してやろうか」
やっぱり怖い!
「全く…妾は医者だって言うのに」
「初耳です」
多分初耳。絶対初耳。
「おや?知らなかったかい?」
「はい」
「そうかい…立ち話も何だし、どっか入るかい?」
「いいんですか?」
どうしよう。医者と聞いただけで
怖い人→カッコいい医者 になったよ。
ということで近くのカフェに入る。
その瞬間お酒を頼む与謝野さん。流石です。
「ここは隠れた名店だよ」
「御洒落ですね…」
こういう店は初めてなので緊張する。
するとその様子に気づいたのか
「そんなに緊張することないよ」
「あ…はい」
気配りが完璧です。
「解体は怖かったかい?」
「あ…イヤ…」
「嘘つけ。逃げたじゃないかい」
御尤もです。
「…残念だけど、そんな風にしか治せなくてねぇ。
治癒系は稀少だから、その分条件も厳しいみたいで瀕死状態しか治せないんだよ。
だから相手をワザと傷つけるんだ。分かったかい」
「は、はい」
つまりは、大変。ってことでいいのかな。
「さ、好きなの頼みなよ」
「いえ…!そんな悪いです!」
「言っただろう?医者だって。つまりはそれなりにあるのさ」
サラリと奢る発言。やっぱりカッコいい。
そして、それなりって何、とは言わない。大体分かる。
「…あー、Aは彼氏とかいるのかい?」
「いませんよ」
「こんな可愛いのにねぇ…」
やっぱり男は見る目無いね、とか言ってるけど…
何だろう。私を褒め殺すのが流行ってるのかな。
すると頼んでいたお酒を飲み干す与謝野さん。
「あーやっぱいいねぇ!飲みな!」
「あー弱いので…」
弱い、と言わないとヤバい予感がした。
「つれないねぇ…探偵社の奴もそうだよ」
(つまりは酒豪と)
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臣民(プロフ) - ハニーさん» まだエリスちゃんの正体が明かされていない時でしたからね……。その設定で大丈夫だと思います! (2019年2月3日 10時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 此処でのエリスちゃんッて普通の子供設定なンですか? (2019年2月2日 16時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)
エリザベート(プロフ) - 4番希望で!! (2016年9月1日 12時) (レス) id: 4126f800ee (このIDを非表示/違反報告)
みるの - 4を希望します! (2016年8月31日 1時) (レス) id: ae8c0f0041 (このIDを非表示/違反報告)
夜月☆彩(プロフ) - 1が読みたいです! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 89f03b0b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:臣民 | 作成日時:2016年7月28日 22時