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第十二話 買い出し ページ14

「えっと…何買おう」


正直作りすぎて料理を覚えてない。
つまり、使った物がわからない。


「エリスちゃんが好きだったのは…デザート。
 よし、卵と牛乳を買おう」


こんな感じで逆算していく。

デザートはゼリーとかケーキだったとか覚えてないから
よく使いそうな物をカゴへ入れてく。

でも


「正直自分でもありえないわこの量は」


両手いっぱいに袋をぶら下げる。
肩が脱臼してもおかしくないくらいに。


「あー…早く帰ろう」


ちなみにまだお昼である。
帰ったら仮眠でも取ろう。


「…ん?」


驚いた。こんなとこに綺麗な川があるじゃな


「…」


続きを言えなかったのには理由がある。

どうして人が流れて
「…あー苦しい。今度からやめよ。
 おや?
 …美しい方だ。私と心中でもどうですか?」

「……」


こ、怖いいいい。
何というか、その、怖い。


「…おや?どっかで見たことあ」
「太宰さーん!?『この川苦しくならなそう』
 とか何とか言いながら川に飛び込むのやめて下さい!」

増えた。混乱する。
するとさっき来た子がこっちを向く。

「…あれ?この人行方不明者じゃありませんでした?」
「あ、家に帰れました。お気遣い有難う御座います」
「良かったですね」
「敦くーん?何良い雰囲気にな」
「荷物重そうですね。家まで持ちますよ」
「ならお言葉に甘えて途中まで持ってもらえるかな?」
「勿論ですよ」
「敦君!?」
「何ですか…」


このダザイさんって方にアツシ君は困らされてるんだね。
誰が見ても一目瞭然だよ。



結局ダザイさんも荷物を持ってくれた。



「…あの」
「ん?」
「すみません、荷物を持てるのはここまでみたいです。
 …実はこの辺に職場がありまして」
「そっか。途中までありがとね」
「いえ…こちらも期待させて申し訳」

「避けろ!」


突然のダザイさんの言葉に反応が遅れる。


「ぐぅッ!?」


いきなり首に腕が巻き付き後ろへ。
それにつられて体も後ろへ。

とにかく

「苦し…っ」

「お゛い!テメェ!テメェのせいで!」
「、は…?」


顔を上げれば


血塗れの顔。


「ヒッ…!」
「テメェが居るから!仲間も!部下も!“潰された”!」


身に覚えがなさすぎる。どうして。


ソイツのもう片方の手の中の、刃物が

 

私を見つめる。


 


(残党の叫び)

―――――――――――――――――――――――――…

エリスちゃんと“対話”時以外は“エリスちゃん”です。
説明下手で申し訳ない。

第十三話 断末魔 ※グロ要素→←第十一話 秘密の作戦



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , エリス , オチまでが未定   
作品ジャンル:アニメ
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臣民(プロフ) - ハニーさん» まだエリスちゃんの正体が明かされていない時でしたからね……。その設定で大丈夫だと思います! (2019年2月3日 10時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 此処でのエリスちゃんッて普通の子供設定なンですか? (2019年2月2日 16時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)
エリザベート(プロフ) - 4番希望で!! (2016年9月1日 12時) (レス) id: 4126f800ee (このIDを非表示/違反報告)
みるの - 4を希望します! (2016年8月31日 1時) (レス) id: ae8c0f0041 (このIDを非表示/違反報告)
夜月☆彩(プロフ) - 1が読みたいです! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 89f03b0b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:臣民 | 作成日時:2016年7月28日 22時

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