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時の流れなんてあっという間で、新入部員が四人入った。初々しさのある可愛い後輩だ。
円堂、染岡、半田、秋、そしてAは大喜びで部員を歓迎し、それと同時に気合も充分に入ったのだったが……
「みんな、早く練習始めよう！」
そうAが呼びかけるが、部員は漫画を読むなりゲームをするなりと運動部なのかと疑うような行動をし、完全に無視を決め込んでいた。
部員のやる気のない行動により、ついに周りからは“弱小サッカー部”と呼ばれるまでに至ってしまい、このまま廃部へと繋がってしまうのだろうか…
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円堂が目指すのはサッカー少年少女全員の注目の的のフットボールフロンティア。
だが去年は部員も足りず出場は出来なかったのだ。そして今年も出場出来るか危うい状態だ。
「はぁ…サッカー部はこのままどうなっちゃうんだろう」
そんなAのため息の意味もなく、部活動が一度も行われない毎日が続いていた。
そして今日もグラウンドを他の部活に占拠されてしまい、いつもの河川敷で練習を始めた。
これが運命の歯車が動き出した瞬間だったのだ…
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作者名：HiBiKi． | 作成日時：2022年9月25日 17時
