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18.何故一ヶ所に揃うのか ページ19

夢主side

『中也〜、此のドレス歩き難いから服交換して〜』

「おい、それじゃ俺が女装になっちまうじゃねーか」

『渚も女装だし。其れにオネェ口調得意なんでしょ?太宰が云ってたよぉっ!?…事故らないでよ?』

私が揶揄うと車が大きく揺れた。

「彼奴絶対次会ったら殴るッ」

『危ない危ない!お願いだから自分の感情に合わせて車揺らすのやめてっ!?私達誰も心中願望無いからね!?』

「あ、悪りぃ。無意識だった」

無意識怖い!

えー、此の会話で分かる通り運転は中也です。

只今マフィアに相応しい暴走運転の見本を見せてくれています。

『ふぅ、やっと普通に戻ったよ。…渚、中也が暴走しないようによろしくね』

「僕には少し荷が重いよ…。それより、今日は何をするの?」

『説明してなかったね。今日は裏切り者であるマフィア傘下の社長を捕らえる事だよ』

今日の任務はマフィアの情報を他の組織に渡そうとした社長を捕らえて拷問にかける事。

比較的簡単な任務だ。

何せ未だ彼方側はバレてないと思ってるからね。

だが此のパーティーには政府も来る。

念には念をという訳で此の三人が駆り出されたのだ。

「お、着いたぞ」

渚への説明を終えると、丁度会場に着いたようだ。

私は服を整えるとドアを開けて招待状を取り出した。


中は思った通り有名人が多かった。

うちの傘下の企業も何人か見受けられ、其のお陰直ぐに今日の標的を見つけ出すことが出来た。

此の四人で彼方に顔が割れていないのは私と渚。

指名手配犯の龍は変装しているから未だ良いとしても直接会ったことのある中也を近付ける訳にはいかないし、どうしようかな。

と、入り口前で唸っていると肩を叩かれた。

『えっ?』

「奇遇だねぇ。渚君まで連れてこんな場所に居るなんて」

振り向くと、ニコリと微笑む太宰が居た。

『何で此処に…』

「私だけではないよ?敦君達も居る。今日は探偵社への依頼があってね」

確かに太宰の後ろには受付を済ませている敦達が居た。

『ふーん、私達も任務だよ。…あと、初めに云っとく、ごめん』

「何がだいぃ痛ったぁ!?…何てね」

横から中也に蹴られたのにも関わらず其れを手でガードしていた。

『おぉ、凄い』

「ちッ、おい手前、此奴に余計な事教えたらしいなァ!」

「うふふ、何のことだい?」

何時ものように喧嘩をする二人を見ながら私は思った。

…此処が部屋の隅で良かった、と。

19.予想外の展開→←17.本当にご愁傷様〜後編〜



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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年8月2日 19時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
さう(プロフ) - 絶対面白い!悪女ちゃんボコボコにして欲しいです!!更新楽しみにしております!!!! (2021年1月8日 19時) (レス) id: c9dfe6b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ - ここからが 面白いところなので 頑張って下さい!! (2020年3月27日 22時) (レス) id: c8a48f9c26 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 極・吹雪姫さん» きっと絶望の表情を見せてくれるよ!それでぶりっ子をいじめて夢主もどうとか言って結局罵倒されて落ち込むんじゃない?笑えるよもしそうだったら。そういう系のが見たいんで更新頑張って欲しい! (2019年7月15日 16時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
乃々 - くふ、やば、面白ww早く続き読みたいので更新頑張って!! (2019年7月4日 19時) (レス) id: b63f1450b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kiri | 作成日時:2018年9月17日 21時

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