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日常4 ランチタイム with 1-A ページ4

「は〜い!話が終わったよ……って翠くん抜け駆け禁止!これからジャンケンするんだから離れてね〜!」


ひなたくんにそう言われて、渋々翠くんは僕から離れた。


『ジャンケン?1-Bでも毎日やってるけど、何かあるの?』


「大あり!」


ひなたくんに真剣な顔でビシッと指をさされ言われた。それに続いて友ちゃん達が各々話始める。


「俺、頑張るからな!A!」


「応援してくれると嬉しいです♪」


『あれ……?僕はやらなくていいの?』


まるで僕は参加しないかのように言われた為、困惑する。


「これは俺たちの問題だから……」


「Aくんはそこに座って待っててほしいっス!」


『え……う、うん』


鉄虎くんに言われ、椅子に座って待つことにする。すると、皆は真剣な顔でジャンケンをし始めた。


ジャーンケーン!


ポン!!


皆、元気だなと思いながら、椅子の上で足をぷらぷらさせて皆を見守る。


『あ、』


翠くんがジャンケンで負けたらしい。
こちらに向かって歩いてくる。


「Aくん……、俺、最初に1人負けしたんだけど……鬱だ……。」


この世の終わりのような顔をして翠くんが話しかけてきた。


そんなに大事なジャンケンだったのかな……。


『そ、そういう時もあるよ…!元気だして!ぼ、僕だってジャンケン1人負けしたことあるし!』


「Aくんも……?」


翠くんを励ましたくて、うんうんと首を縦に振る。


『一緒!』


「やっぱり、……Aくんは俺の癒しだ……。」

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作者名:もか | 作成日時:2022年7月20日 21時

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