私の傘は。

三 ページ5

ザー

「おとう、さん…？」


血と雨が

頭から離れない


・
・



「(パチッ)」


？「あ、起きた」


「.............？」




.........なんでニコニコ面がいるの？

............あ、私の傘もある。良かった。




…もしかして私生きて((グーーーー



…うん、生きてるなこれは。




？「相変わらずすごい音だね」



「…ここはどこですか？」



「宇宙船。ちなみにここは俺の部屋」




宇宙船…？

てことは宇宙！？


.........

…



「すいませんが、全く自分の状況が分からないので、説明してもらっていいですか」



？「だろうね」



・
・
・



「.........まさか、鳳仙様がやられるなんて。しかも人間に。」




あの銀髪が…




「うんうん、びっくりだよね」



「・・・」





.......そして、私は目の前の男に誘拐されたと。


しかも殺りあうために。









いや、なにこの状況。


ついてけないよ。




「結局殺されるのなら、殺されたかったんですが。無職になっちゃったし。」



？「好きにしていいって言ったじゃないか」



「いやまあそうなんですけど」



はい私のおバカー



…ま、もしかしたら脱走する機会ができるかもだし、
良しとするか。



「(グーーーーーーーーーー)」


「............」


？「あ、本日5回目の音だ。」


............5回も鳴らしたの？



............いまはとりあえずご飯が食べたい

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