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日が沈み夕焼け空が広がり始めた頃。
道産子の馬に乗った白石が村に帰ってきた。
既に出発の準備が終わっている私達は
呆れた顔をしながら、白石に支度するよう言う。
すると、白石は指をパチリと鳴らした。
「出発の前に、とっておきの話を聞く気はねぇか？」
「またくだらない話じゃないだろうな？」
杉元は訝しむように白石を見つめる。
白石はどこか誇らしげに語り出した。
「ススキノの可愛い子ちゃんから聞いた話だが…｣
白石の話をまとめるとこうだ。
夕張のとある剥製屋には、ヤクザの入れ墨とは違う
奇妙な柄の入れ墨が彫られた皮がある。と
「網走の計画だって上手くいく保証はねぇんだ。
道すがら情報の立った場所に寄っても悪くないと思うぜ？」
白石の言葉に、密かに納得する。
夕張なら網走に向かう道からさほど外れずに行ける。
その剥製屋を訪れても損は無い気がする。
「…行こう」
アシリパが決意の籠った声で答える。
私達の目的地は夕張になった。
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「鶴見中尉殿、手紙です」
月島が、重厚な扉を開いて部屋に入ってくる。
部屋の主である鶴見篤四郎は整った顔を彼に向けた。
月島は鶴見に手紙を渡し、すぐに部屋を出ようとする。
「待て、月島」
「ぇ…は、はい」
月島が扉の取っ手に手を掛けた途端、
鶴見は彼を呼び止めた。
「お前も手紙を読め」
「はい」
月島は鶴見のすぐ隣に立って、手紙の内容を見る。
その手紙は、諜報活動をしているインカラマッからだった。
内容は至ってシンプルだ。
杉元一派のいた村や、彼らの様子など。
なぜ鶴見中尉は俺に手紙の内容を見せたんだ？
眉をひそめたその時、とある一文が目に止まった。
［Aさんは、杉元さんに関わる何か重大な罪を犯している］
かつての戦友で、現在は脱走兵であるAが
杉元達と行動していて、更には重大な罪を犯している？
あまりに突然の事に、月島は言葉を紡げなかった。
そんな彼とは反対に、鶴見は口角を釣り上げる。
そして、驚いた顔をしている月島に振り返った。
「月島、小町Aについて調べあげろ」
「…はい」
月島が部屋を出ていった後、
1人きりになった鶴見は手紙に指先で触れながら、
小町Aの事を思い浮かべた。
女の軍人という奇妙な存在の使い道はいくらでもある。
彼女の心を掌握するには、その罪とやらを暴かなくては。
「待っていろ、小町A一等卒」
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
