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『…っ』
目を覚ますと、視界には鮮やかな青空が映った。
筋肉痛で痛む体を起こして、辺りを見回す。
大きなホテルは姿を消していて、
残ったのは焼けた木と炭だけだった。
その時、自分の体に普段アシリパが着ている毛皮が
被せられていたことに気がついた。
『返しに行かないと』
硬い地面から立ち上がり、崩れたホテルの残骸を
漁っている杉元とアシリパに向かって歩き出した。
『アシリパ、この毛皮ありがとう』
「A…起きたのか…」
『えっ、なんでそんな悲しげなの？』
思っていたよりも暗い雰囲気を纏っているアシリパに
驚愕の声を漏らすと、彼女は1枚のはんぺんを私に見た。
首を傾げると、杉元がこちらに近付いてくる。
「チンポ先生が見つからないんだ…」
『え"…てことはまさかこれは』
「ただのはんぺんだからね！？
牛山の一部とかじゃないから！！」
アシリパとはんぺんをじっと見つめていると、
突然私の頭にぽすりと大きな手のひらが置かれた。
肩を上げて、恐る恐る振り返ると
そこには煙管をくわえたキロランケが立っていた。
『あの…これは』
煙の吸い過ぎで倒れた時に、キロランケを
落とした事を根に持っているのかもしれない。
そう思い、目を逸らして俯く。
しかし、キロランケは私の頭を豪快に撫で始めた。
「杉元から聞いたんだが、俺を運んでくれたらしいな。
そんな細い体でよく運べたなぁ！凄いぞ！！」
『…』
いつまで経ってもなんの反応も示さない私に、
運ばせてしまったことを怒っているのか？
と不安に思い、キロランケは私の前に回り込んで
しゃがみ、私の顔を覗き込んだ。
そして、目を見開く。
「A…照れてるのか？」
『いや、照れてるとかじゃない…全然』
俯いているAの顔は真っ赤で、
今にも火が出そうなほど熱かった。
キロランケは笑いながら、再度豪快に頭を撫でる。
Aは唇を尖らせながらも顔は未だに赤かった。
「…もう良いだろ」
そんなキロランケの腕を杉元が掴み
そっとAから離す。
その場にいた全員が、そんな杉元を見つめた。
当の本人である杉元は、ムスッとした顔をしている。
アシリパはその顔を見て、先日の白石との会話を思い出す。
____「Aちゃんは杉元が好きなんじゃねぇか？」
キロランケとAが頭上に？を浮かべる中、
アシリパだけは、ニヤニヤとその光景を眺めていた。
そこに、白石がひょこっと現れた。
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
