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2人の兄弟は、村から少し離れた家を飛び出して
今日こそは仲の良さそうなあの3人組に話しかけるんだ、
と意気込んでいた。
村から家が離れていて、なおかつ貧しい
そんなA達に友達は一人もいなかったのだ。
例の3人組が楽しそうに駆け回っているのが見える。
『よし、行くよ百田！』
「う、うん…」
Aは固めた決心が揺らぐ前に、
話しかけてしまおう、と勢いよく駆け出した。
そして右手を挙げて声を張る。
『おーい！私達も一緒に…っうわぁ！！』
その時、足元の石につまずいて顔から倒れ込む。
地面に当たる…！と衝撃を身を固めて待ち構える。
しかし、衝撃はいつまで経っても来なかった。
「大丈夫？」
顔を上げれば、杉元が私の体を支えながら、
私を心配そうな目で見つめていた。
視線が交差したその時、視界が明るく輝き始める。
一気に顔に熱がこもるのを感じる。
これが私と杉元が初めて出会った時の思い出だ。
そして、きっと私はこの瞬間から杉元を
*
『っふん！！！！』
「ッがは｣
私は、飛び起きて迫り来る何者かの顔を蹴り飛ばした。
そして、腰に下げた銃を取り出そうと手を伸ばす。
しかし、そこにあるはずの銃が無かった。
「お探しのものはこちらでしょうか？」
『…その声は』
その時、月明かりが窓から差し込み侵入者の顔を照らす。
照らされたその顔は、女将の家永さんの顔だった。
彼女は私の小銃を持ち、怪しげにニヤリと笑った。
その時、私は部屋の異質な匂いに気がついた。
なにかのガスが充満している…？
「貴方のその女性的な柔らかさ。
さらに、このガスにも負けない耐性力。
貴方を食べれば私はさらに完璧に近づけるでしょう｣
『…』
「ガスを吸わないように喋りませんか…
しかし、そこの男性は今も吸い込み続けていますよ」
その言葉に、ハッとキロランケを見る。
家永はそんな一瞬の隙を見て、
額縁をずらし隠し通路へと逃げ込んだ。
クソ、今は家永よりもキロランケの方が大事だ。
私は窓を開けて空気を循環し、キロランケを起こした。
『起きろキロランケ！！早く逃げなきゃ！！
クッソ全然起きないなこいつ！！！』
呼吸も正常だし、寝顔も苦しそうでは無い。
まさかのこいつ本当にただ寝ているだけなんじゃ。
その時、部屋の扉が音を立てて開いた。
『白石！！』
「Aちゃん！！このホテルはヤベェ！！
とにかく早く逃げよう！！｣
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
