おそ松さん 恋された十四松

ちょっと待って下さい…… ページ7

「ちょっとAあンた情報屋のくせになんでそんなコミュ力ないのよ」

「いや、だって、」

目的がそもそも違うじゃないデスカ。

いやもうね、目的をあたしの中で切り替えたからのーぷろぶれむなんだけどね、それまでがね
、ってあンた聴いてないでしょ、ってまぁどーでもいーけどサ。

「ね！ ね！ ね！」

「ん？？」

「Aちゃんって……」

「はい……」

「なんか……」

「はい……」

「かわいいね！」

「ハイ？」

「ちょっと十四松兄さんなに口説いてんの」

女子力松、じゃないトド松が割り込む。

「僕、トド松！ よろしくね！」

「あっ！ うん！」

なんかだんだん見分けついてきたぞ、
情報屋の眼になったからか。

情報屋言うても、
学園内の噂(事実)をひとより知ってたり
他校の誰がなんとかとか、
誰と誰が、付き合ってるだとか、
んまぁ、そんな程度よ。

あとは……
少し裏のじょうhry

「そーいえば、十四松くんたちって何高校？」

「松野高校!!」

「え？」

そんな高校ここら辺にないッスよね……？

6子の存在に気づかなかったのもそのせい？
かなり遠くから来てくださった感じ？？

「うそうそ！ まったくおそ松兄さんは」

あ、長男さんでしたのね、

「松の上高校だよ」

あぁ、あそこね、偏差値そこそこ、
あたしの学校の真奈美の元カレの学校。

「あー、桐ヶ谷って人いない？」

「あっ！ いるいる！ 確か一松兄さんのクラスじゃなかった？」

「桐ヶ谷……いるよ」

「ま、まさかとは思うが奴が彼氏……」

「なわけないよ、カラ松。彼氏持ちが合コンなんて来ないでしょ」

「いや、わからないぞ、その美貌の為にサクラをやらされてるのかもしれない……」

「もう！ 兄さんたちは！ ね！ その桐ヶ谷って奴とどーゆー関係？？？」

あの、なんで、あたしに、ばかり、はなし、かけるのですか、

「ちょっと明美〜」

え？ なんで？ なんでみんな席を立とうとしてる？

「ちょ、1回ごめんねぇ〜」

彼らの元を去る。
そして、明美たちの元へ。

「ちょ、なんでよ？」

「無理、今回ハズレ。あいつらキャラ濃すぎ」

「は？ あンたが連れてきたんじゃん！」

「あたしとした事がねぇ……」

「オイ！」

「って事でウチら帰るわ。アイツら、あンたの事気に入ったみたいだし？ 相手してやんなよ、あンたなら余裕でしょ？」

「余裕だけどサ……」

「って事で！ あ！ 会費は向こう持ちだから気にしないで〜」

「ちょ、うそでしょ、」

「Aちゃーん！」

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