おそ松さん 恋された十四松

あ、思いついた!!!! ページ4

「松野です」

「松野です」

「松野です」

「松野です」

「松野です」

「松野です」

「いや！ 6子で苗字名乗られても困るから！！！ フルネームでお願いしますッ！」

あたしが低姿勢で言うと

「そこのカワイコちゃん、どこかに遊びにいかない？」

「何このミステリー！？」

「友達？仲間？俺には一生いらない」

「俺を養わないか」

「特技？めちゃくちゃ脚が速いよ！」

「兄さん達の存在が恥ずかしい！！」

「あ、あっ、あ、あのー？」

え!? なに!? なんなのこの6子!?

キャラ濃すぎない？

ナンパ野郎に中2病、野球バカにまともなのいる!?

「ねぇねぇ、LINE教えてー！」

とりあえず並びじゅんで松野1 松野2 と考える事にした。

松野6がみんなとフルフルしてる、

えっえっえっ!?

みんなオッケーなの!?

この、ノリに着いて行けるの!?」

ワタシニハムリダ………

ダレカタスケテ……

「どーしたのー？」

前方から声がした。

写真でみた、大口開けてた男の子。

何かありそうな男の子。

いろんなことがありすぎて前をちゃんと見れなかったけど、

確かにあの男の子がいた。

「十四松君？」

「わー！ なんで俺の名前わかったのー？ すごー！」

「十四松兄さん抜け駆けはずるいよ！」

「君も交換しよー！」

「えっえっえっと、」

「ほらA！！ あンた少しはLINEの男友達作りなさいよ」

いや、LINEの男"友だち"ならたくさんいます。

「ほら！ ちゃんとした友達いないんでしよ？」

ったく、明美は……

「じゃあ僕達が最初のほんとの男友達だね！」

ってなわけで愉快な、いやおかしな6子とLINE交換をしてしまった。

思えばこれが運の尽きのような、

「へぇー！ きみ松原 Aちゃんって言うんだー！」

あたしは携帯を使い分けている。情報屋用とプライベート用と。

プライベート用なんて2桁。
それに比べて情報屋用は4桁……

あたしって一体、

「う、うん！」

「松原……俺らと1文字ちがいだな」

中2病松が言った。

「そ、そうですね、は、はっはははは」

こーゆーキャラの人初めてだよおお！！
いくら情報屋やってて人脈、コミュ力あってもこんな奴に耐性ないっつーの！！

「ごめんねー！ 松原さん、こいつほんとはいい奴だからさー！」

1番まとも松が言った。

「は、はい……」

もうまじで、わけわかめ！！
こんなキャラ濃い奴らと絡むなんて！！

ん？ まてよ、利用できるんじゃね？？
こいつらと仲良くなれたらさらにコミュ力あがるんじゃね!?

キャラ変してね!?→←やっとですよ、

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